仕事初めに仕事がない、どうも住所不定無職です。
1年以上海外にいくので、各種手続きが必要となります!
2週間以上日本を離れたことがないので、なにをしたらいいかわからず、先人たちのブログを読み漁りました。
今日は私が既に実施した、住民票の扱いについて書いていこうと思います。
目次
「住民票を抜く」についてのポイント!
ざっくりポイントは5つです!(無理矢理5つにまとめている感はありますが・・)
①海外転出届を出す=住民票を抜く
→1年以上日本を離れる場合は出す必要がある
(出さなくても違法なわけではない!)
②住んでいる市役所(区役所)で手続きができる
→転出する14日前から手続き可能!
③住民票を抜くメリットはお金の節約!
④住民票を抜くデメリットは国民健康保険が受けれなかったり、年金が減ること!
→保険は海外旅行保険でカバー可能なことも!
→年金は帰国後に遡って支払えば将来の受取額は減らない!
⑤主観的には世界一周旅行者は住民票を抜いたほうがお得!
以下、それぞれ詳しく書いていきたいと思います!
「住民票を抜く」と「海外転出届を出す」について
住民票というのは居住の地域に「私住んでます」と届けている記録で、
抜くということは「私住んでません」と届け出ることを言います。
1年以上日本を離れて海外に行く場合は現在住んでいる地域に海外転出届を出す必要があるそうです。
この「海外転出届を出す」という行為を「住民票を抜く」と言っています。
「住民票を抜く」=「海外転出届を出す」です。
住民票を抜く手続きの仕方
お住まいの地域の区役所(市役所)に行き、転出届を出します。
海外転出用の書類があるのかと思ったら、私たちが住んでいた東京都千代田区の場合、普通に日本国内の引っ越しの時にも使う転出届の転出先に「国外(国名)」と書けばいいそうです。
「国は移動すると思うんですが1か国目を書けばいいでしょうか?」
と尋ねると
「1か国目だけ書いていただければいいですよー」
とのことでした。
ちなみに、転出届は転出する日の14日前からの提出になるので注意です!
私は12月31日に転出ということにしたかったので、12月20日ころに区役所にいきました☺
出国する証明等は特に必要なく、転出届を出して免許証の確認(本人確認)をして、印鑑押して、10分くらいで終わりました。
すんなり進みすぎて拍子抜け( ゚_ ゚)
住民票を抜くメリット
お金の支払い義務がなくなります!
先立つものはお金。資本主義経済ですね。
① 住民税の支払い義務がなくなる
住民税は住民票を置いている地域(居住地)に支払っています。
この住民税というのは、その月の居住地に払っているわけではなく「その年1月1日に居住している地域に支払うこと」と決められています。
そのため1月2日以降に引っ越ししても1月1日に居住していた地域に対して住民税を1年間払い続けることになります。
したがって、1月1日時点に日本に居住していない場合、住民税を支払わなくて良いということになります。
例えば、2017年の12月に住民税を抜くとこんな感じになります。
年間15万円以上納めていたので、結構大きな違いです( ゚ ゚)
② 国民健康保険の保険料の支払い義務がなくなる
会社員の場合、その会社の保険に入っていると思うので関係ないですが、会社に所属しなくなった場合は国民健康保険に加入することとなります。
しかし、住民票抜くとそもそも国民健康保険に入れません。
加入すらできないので、当然保険料も不要!
会社員のときの給与明細の保険料の2倍ぐらいの額を月々節約できる感じです。
③ 国民年金の支払い義務がなくなる
元々払っても払わなくてもどっちでもいい的なところがありますが、これも支払い義務がなくなります!
住民票を抜くデメリット
メリットがあればデメリットもあります!
① 国民健康保険が受けられなくなる
国民健康保険に入れないので、もし病院にかかるようなことがあると、10割支払わなければならなくなります。。(普段は3割負担)
少々リスキーですよね。
まあ確かに保険料払っていない輩の保険料を国や地方が何割か負担するなんて有り得ないですもんね。
なので12月31日までに住民票を抜いて年越し前に海外に出発する世界一周トラベラーが多いみたいです。
ただ、会社によっては
「会社辞めても任意で2年間までは保険に加入OK」
という仕組みがあります。
私はラッキーなことに、勤めていた会社の健康保険にこの仕組みがあったので、それに加入しようかなあと考えています。
ただし、会社が負担してくれていた保険料も自己負担になるので毎月給料から天引きされていた保険料×2を支払わなければいけませんが。。
② 老後の国民年金の額が少々減る
国民年金は「原則20歳以上60歳未満で日本に住む人全員」が加入を義務付けられているため、住民票がない(居住していない)と国民年金保険料の支払義務もなくなります。(加入期間にはカウントされます)
支払いが減ることはメリットですが、日本に帰ってきたときに他の同年代よりも国民年金基金を支払っていないので当然受け取り分も減るみたいです。
減るなんて嫌だ!って人は、帰国後に支払っていなかった分を支払うこともできるので、デメリットにしないことも可能です!
③ 株などの取引ができない
証券口座を開設して行う株の売買は、”日本に居住する=居住者”に限られているので、”住民票を抜いている=日本の居住していないことになっている=非居住者”には株の取引はできません!
株の売買で出た利益に対して、20.315%(所得税:15.315%、住民税:5%)の税金が掛かるのですが、この税金関係の処理がめんどくさいんでしょうね。
こっそりできなくもないみたいですが、ばれると口座が凍結されたり色々厄介そうです。
ちなみに取引ができないだけで、株をそのまま預けておくことは可能だったりしますが、詳細については証券会社に確認した方が良いです!
参考までにSBIはこんな感じです。
【SBI証券】海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について
「住民票を抜く」についてのまとめ
①海外転出届を出す=住民票を抜く
→1年以上日本を離れる場合は出す必要がある
(出さなくても違法なわけではない!)
②住んでいる市役所(区役所)で手続きができる
→転出する14日前から手続き可能!
③住民票を抜くメリットはお金の節約!
④住民票を抜くデメリットは国民健康保険が受けれなかったり、年金が減ること!
→保険は海外旅行保険でカバー可能なことも!
→年金は帰国後に遡って支払えば将来の受取額は減らない!
⑤主観的には世界一周旅行者は住民票を抜いたほうがお得!
以上のことから、お金を節約したい私は住民票を抜いていくことにしました!
わかったことは、生きるってお金がかかるということ。
以上、住民票の手続きについてでした~
ぜひ世界一周の様子もご覧ください!
おわります!!
mizuho
もしよければお聞きしたいのですが,,,
海外転出届を出した場合、銀行等は解約されましたか?
haru様
コメントありがとうございます!
私は銀行口座は解約していません。銀行によって非居住者の扱いは違うようなので、ご契約中の銀行の条件を確認いただければ大丈夫だと思います!