どうもこんにちは、みずほです。
誰の役に立つのかわかりませんが、
もし、もし中国の雲南省にある昆明でケガの治療をしてもらいたい!!
なんて人がいたら・・
今回私たちが通った昆明市第一人民医院の診察や支払いの流れについて紹介しますので参考にしてください(´▽`)
彼の治療奮闘記もよろしければ併せて見てみてください!
目次
中国・昆明市第一人民医院について
昆明市第一人民医院は、昆明市の中心部のこちらにあります。
外科は左のピンクの建物です。
総合病院で、休診日はありません。
診察時間は8:00~17:30と書いてはありますが、基本的に全部急診扱いだったので実質24時間診察してくれます!
足のケガだったのでいつもタクシーで通っていました。
昆明はワンメーター8元(≒136円)です。
昆明市第一人民医院で保険は適用される?
私たちは東京海上の海外旅行保険に加入していますが、
こちらの昆明市第一人民医院は提携病院ではないのでキャッシュレスの診察は受けられません。
しかし、領収書や申請書等、必要な書類を提出すればかかった医療費・交通費・薬代を後から請求することができます。
とりあえず貰える紙全部もらってとっておけばお金返ってくるってことですね。
必要となる書類については不安があったので、ホステルの電話を借りて中国の東京海上サービスセンターの方に問い合わせておきました。
対応は丁寧でスムーズでありがたかったです。
保険に入っておいてよかった~。治療でケチケチしたくないですもんね。
昆明市第一人民医院の診察の受け方<外科>
ここからは毎日私たちが繰り返した通院の流れについて(´▽`)
病院に行きます。松葉づえは宿のイケメンお兄さんが貸してくれました。
下のドアが入口で、1階はこんな感じになっています。
診察~消毒~点滴~支払いはこのフロアで完結しますが、レントゲンをとる場合は②の横の扉を出て他の棟へ行きます。
①で診察料(急診料?)を払う
まず入って右手の①窓口で診察手帳を出して、診察料を払います。
ここは英語全く通じないので、初診のときは直接③の診察室に行っちゃってOK。
これが診察手帳と私が呼んでいるもの。
診察手帳を出すと、金額を言われるので11元を渡せばOKです。
いまいち10.5元なんだか11元なんだかわかりません。
そうすると、診察手帳とおつりと小さい紙2枚を渡されます。
小さい紙は写しなのでどちらも同じことが書いてありますが、黄色地に茶色文字のほうが患者用の領収書で、白地に青文字のほうが医者に渡すための紙です。
③で診察を受ける
日本のように診察室に呼ばれたら中に入るスタイルではなく、ガンガン入っちゃっていいスタイルです。
中に入るとイスやベッドがあるので適当に座りつつ、お医者さんがこっち見てくれるのを待ちます。笑
初診のときは真っ先にここにきて同じように存在をアピールします。笑
医者の椅子に勝手に座ってるおっさんなんかもいます。
医者と患者の距離の近さが日本と全然違うので結構びっくり。
お医者さんは白衣を来ているのでそれで見分けましょう(´▽`)
お医者さんがこっちを見てくれたら、①の窓口でもらった白地に青文字の紙と診察手帳を渡し、足の経過を看てもらいます。
腫れの様子や傷口を確認してもらったあと、お医者さんか助手のお姉さんが消毒をしてくれます。
その間、お医者さんに消毒と点滴のお会計してきてねと黄色い紙を渡されるので私はまた①の窓口へ行きます。
①で処置代と点滴代を支払う
①の窓口に戻って、処置代と点滴代を支払います。
大学のとき中国語習っていたので、数字はちょっと聞き取れるくらいの知識残ってて良かった。笑
お金を支払うと、黄色い紙とともにさっきと同じように写しの小さい紙を2枚ずつ渡されます。
黄色地で茶色文字の紙は領収書なのでバッグにしまい、
他の紙は病院関係者に渡すこととなります。
点滴がある場合は白地青文字の紙と黄色い紙がのりづけされているので②の窓口へ向かいます。
②で点滴を買う
日本では点滴は看護婦さんが持ってきてくれますが、中国では院内で自分で点滴の薬を買って持っていきます。
②の窓口はこんな感じです。
呼び鈴鳴らして薬剤師?さんを呼んで、先ほどもらった白地青文字の紙が糊付けされた黄色い紙を渡します。
もらえます。
受け取った点滴は、④の受付に出せばよいのですが
いったんくにちゃんの様子を見がてら残りの黄色い紙と小さい紙を渡しに③の部屋に行きます。
初日はくにちゃんはとてもつらそうでしたが、
長距離移動後にお医者さんと翻訳アプリ使って喋ったりお金払ったりして私も疲れてしまい、貧血でしばらく立てませんでした・・笑
ウウーといううめきを聞きつつ、全然構ってあげられず笑
かさぶた剥がしが終わったころには半べそかいたくにちゃんがいました。ウケる。
嘘ですウケません凄くツラそうでした。笑
④の受付で点滴を渡して、⑤のベッドへ
購入した点滴を④の受付で渡して、言われた番号のベッドで待ちます。
No.7ならここへ。
漢字だとなんとなく読めるからいいよねー。
これタイ語だったらキツイ
No.7で待ってると、看護師さんがきてくれて点滴を打ってくれます。
スキルは人によりけり。でも危なっかしい人はいなかったので大丈夫◎
人生初の点滴をまさか中国でするとは、彼も思わなかったでしょう。
だいたいいつも部屋の中のベッドに案内してくれましたが
最終日はベッドに空きがなかったので、廊下のベッドでした。笑
診察手帳は持ってきてくれたり、自分で診察室にとりに行ったりまちまちです。
置いて帰らないよう注意しましょう。
かかったお金について
昆明市第一人民医院で足のケガの化膿でかかったお金について。
1日目は診察・消毒・点滴・消毒液×1とレントゲンもとったので全て含めて500元(≒8500円)ほど。
日々の通院の診察・消毒・点滴だけなら100元(≒1700円)ほど。
最後の診察・消毒・点滴に加えて、飲み薬×2と消毒液×2を買った日はトータルで500元(≒8500円)ほどでした。
安い。
全額負担でこれは安い。
日本って交通費も食べ物も高いけど医療費もめちゃくちゃ高いですよね・・
こんなにしっかりとした病院で、しっかりとした診察と治療を受けられるのに医療費が安いなんて良い国ですね(*_*)
タクシーは毎日往復で450円くらいで、しっかり領収書をもらっておきました。
というか20万以上も海外旅行保険にお金払っているので、ちょっとは病院使わないともったいないですよね。毎日健康体の私もこの旅中にお世話になるのでしょうか
病院でもらった抗生物質入り飲み薬と消毒液はくにちゃんの精神安定剤ともなっています。
最寄りの薬局について
最後に「薬局でこの写真の消毒液買ってきてね~」と言われたので薬局で消毒液を買いました!
薬局は病院を出て右にまっすぐ進んで、信号渡って3軒目くらいにあります。
中国の薬局はすぐに話しかけにきてくれるので、先生がいっていた消毒液の写真を見せて購入(^^)/
消毒液は10元(≒170円)ほどでした。これもしっかり保険で請求っと。
中国の病院での診察体験まとめ
昆明市第一人民医院の丁寧で的確な対応により、くにちゃんは順調に回復に向かっています。
1週間通院しましたが、初日にいたツーブロ先生・のび太先生・クマちゃん先生のメンバーが一番最高だったと思います。処置もだし、なにより翻訳アプリで意思疎通を頑張ってくれました。
他の曜日の先生もいいけど、あの3人ほどではなかったので
その3人がいた火曜と土曜がおすすめです!!(^^)/
海外の病院は言葉が通じないのでドキドキしましたが、放っておく方が危ないので行っておいて良かった。
そして、中国でよかった。なによりそれ。
医療もしっかりしてるし、医者も真面目だし、言葉も聞き取れないけど文字なら少し分かるし。
すぐに日本への帰国予定のない方は、昆明でケガしたときは昆明市第一人民医院をおすすめします!!
誰かの役に立ちますように!!笑
あとがき
くにちゃんのケガの化膿も、5年も使ってるうっすいビーサンを履いてるのがいけないと思うので中国またはタイで新しいサンダルを買わせようと思います(‘_’)
mizuho
はじめまして!
夏に20年以上ぶりに昆明に行くので、旅行記をぽちぽちと見ています。
その中で、こちらのブログを訪れ、
通院記録を見ながら、自分の中国での初点滴を思い出しています(^-^;)
私も人生初点滴が中国(でも25年も前!)、そして初入院も中国でした。
そして、実は初救急車も(笑)
救急車は1時間待たされ(夜中だったので、タクシーなら多分15分ほど)、
自分の足で乗り降り、下車後に300元請求され、
診察、注射、点滴と支払しては領収書を提出し…の繰り返しでした。
時が経ってもあんまり変わってないですね~。
付き添ってくれた友人が換金したての人民元を握ってきてくれたので、
キーキー怒りながら、あちらこちらにかけずり回ってくれたのを思い出します。
結局点滴前に持ち金が尽き、夜中なので当然銀行など営業しておらず、
その頃にはATMなんてもんもありゃしない、ってことで、
友人の怒り爆発にしぶしぶながら、後払いの点滴を施す医師の姿が今でも目に浮かびます(笑)
お二人がイイ先生たちに会え、無事回復されて、本当に良かった!
泊まられた宿も、私が予約した宿と同じようなので、
いろいろと参考にさせていただきます!
>べんじゃおさん
はじめまして。返信遅くなってすみません!
コメントありがとうございます^^
僕と同じように昆明で病院にお世話になった人がいることにびっくりしつつ、なんだか嬉しいです!
しかも25年前となると、今よりもかなり大変そうですよね。。べんじゃおさんがご無事で何よりです!
中国人は良くも悪くも気を遣う感じではないので、コミュニケーションが激しめになりますよね(笑)
僕たちは偶然関わった先生方がとても良い人たちで、中国と昆明の印象が劇的に上がりました(笑)
今回の昆明のご旅行も素敵になることを祈っております!そして何よりご無事を祈っております!