漫画『キングダム』の世界を味わうために西安の兵馬俑に向かう92日目の5月7日。
暫しの間苦楽を共にし、文字通り僕を支え続けてくれた松葉杖様を手放した日でもあります。
こんにちは、くにのりです。
当初は中国に行く予定なかったんですが、
①イッテQ見たら行きたくなっちゃった
②キングダム読み返してたら行きたくなっちゃった
てことで中国行きが決定したわけです。
②に当たるのが西安の兵馬俑です。
・西安から兵馬俑へ安くて簡単なバスでの行き方
・兵馬俑について&楽しみ方
をまとめたので、最後までご覧いただけると幸いです!
そもそも兵馬俑はどこにあるのか?
兵馬俑は中国の西安という都市から東に40キロほどの場所にあります。
東京から西安までは、時期にもよりますが、直行便だと5時間で4万5千円で来れるみたいです。
乗り継ぎで時間かければ3万円弱で来れそうです。
個人的には
・西安で兵馬俑と城壁見て
・高速鉄道で成都に行き、成都でパンダ見て、麻婆豆腐食べる
のがオススメです。
成都から東京は直行便で約5時間で3万円程度です。
乗り継ぎ便と価格があまり変わらないので直行便が良さそうです。
ここからは西安から兵馬俑への行き方です。
西安から兵馬俑へ!安いバスでの行き方まとめ
西安から兵馬俑は安いバスで簡単に行けます!
民間のツアー会社のバスもありますが、公共バスの方が断然安いです!
①何で行くか?
・西安駅から公共の路線バス
(民間のツアー会社もあるが高い!!!)
②どのバスか?
・兵馬俑に行くには914、915、306のバスのいずれかに乗る
③バス乗り場は?
・バス乗り場は西安駅向かって右側の東広場にある
④バスの本数は?
・バスは頻発
⑤バスのお値段は?
・1人8元(約140円)
・チケット等はなく乗車するときに支払う
(現金必須!!!)
⑥所要時間は?
・所要時間は約1時間程度
・途中のトイレ休憩はなし
⑦バスの車内は?
・車内にトイレ、電源、wifiはなし
・清潔感や快適度は可もなく不可もなく
次に実際に移動した様子です!
西安から兵馬俑へ実際に安いバスで移動してみました
西安から兵馬俑へ行くには、公共の路線バスがオススメです。
そのためにまずは西安駅に向かいます。
僕たちの場合、9番のバスに乗って西安駅まで行きました。
西安駅に着いたら西安駅前の東広場に向かいます。
こちら↓の案内板がとてもわかりやすかったです。
右側の1番にある通り、
兵馬俑に行くには914、915、306のバスのいずれかに乗る必要があります。
左側にある通り、
914、915、306のバスの乗り場は東広場にあります。
僕たちの場合、陕西省西安汽车站に到着し、そこから東広場まで向かいました。
歩いている途中に見えた城壁も十分すごいです。
1300年後半の明の時代に作られたモノで、周囲は14キロもあります。
その時代にこれだけ巨大な壁の砦を作ったことも、その城壁が現在まで残るほどのクオリティであることも感嘆します。
今が2018年なので、700年後の2700年の世界はどうなっているのかな〜
なんてことを話しながら歩いていると東広場に着きました。
東広場に行くと案内員がいるので、案内員の指示に従って乗車すればOKです。
バスに兵馬俑の文字が書いてあるので、漢字を読める日本人にはイージーです。
午前10時の時点ではバスの本数がとても多く、待つことなくバスに乗車し出発できました。
お値段は1人8元(約140円)で、チケット等はなく乗車するときに支払います。
バスの車内で持参したおやつタイムです。
2元ぐらいで買えるチャイニーズ歌舞伎揚です。
食べ始めたら止まらないうまさ。
みずほさんが1つずつ食べる傍ら、こっそり2つずつ食べてました。
どこの商店でも売っているので西安来た方にはオススメです!
そうこうしていると兵馬俑に到着します。
渋滞もなく50分程度でした。
駐車場から10分ぐらい歩くとチケット売り場があります。
マクドナルド、スタバ、サブウェイなどめちゃめちゃ観光地化されています。
チケットは1人150元(約2500円)と強気の価格設定です。
いざ入場。
兵馬俑とは?
兵馬俑の様子をお伝えする前に「そもそも兵馬俑とは?」について。
ヘイバヨウと読みます。
兵馬=兵士+馬
俑=古代の中国で死者を埋葬する際に一緒に副葬された人形
のことです。
なので、
兵馬俑=兵士や馬の形をした死者と共に埋葬された人形です。
昔々は重要人物(貴人)が死去したとき、
・死後もさみしくないように
・生前と同様の生活を送れるように
その家来や妻も一緒に(殉じて)死に(殉死し)、亡くなった貴人と共に埋葬される殉葬という習わしがありました。
この殉葬の習わしが変化し、
貴人が死去した際に兵士や家来、家族、家畜などの人形を作って一緒に埋葬するようになった
のです。
で、貴人と共に埋葬された兵馬俑(人形)の中で、世界で最も有名なものが秦の始皇帝と共に埋葬された兵馬俑です。
色々言ってもただの人形じゃね?
と僕も思ってましたが、めちゃめちゃすごいです。
何がすごいかと言うと、
・約8000体という数
・全て等身大の大きさというサイズ
・顔や衣装が全て違うという質
というように全てが圧倒的であり、これだけのモノを作らせてしまう始皇帝の権力たるや、無職で何の権力も持ったことのない僕なんぞでは想像すらできません。
そしてこれらの兵馬俑は約2200年前に作られたものであり、それが当時のまま残っていたのです。
紀元前221年に史上初の中華統一を果たした秦の始皇帝、
死後の世界にも自らの帝国を持ち込もうと自らのお墓の建設にも莫大な人員を注ぎ込みました。
その際、地下宮殿や水銀の川、海を作ったとも言われておりましたが、
そうした推測を裏付ける遺跡は発掘されず、「まさか、、、(笑)」的な感じで嘲笑されていました。
しかし、兵馬俑の発見により、こうした推測がかなり高い確度で事実であることがわかってきており、歴史的な価値も高いようです。
兵馬俑を楽しむコツ
兵馬俑の様子をお伝えする前に”兵馬俑を数倍楽しむコツ”があります。
漫画『キングダム』を読むことです。
というか、キングダムを読むと来たくなります。
どんな漫画かというと、中華一の大将軍を目指す信と中華統一を目指す秦国の王である政(後の秦の始皇帝)の活躍を中心に戦乱の世が描かれています。
「歴史漫画は興味がない」
「絵が嫌い」
「ワンピースで満足してる」
「ハマるのは男だけでしょ」
「なんでそんなに何度も読めるのかわからない」
と宣っていたみずほさんをなんとか説得し、無理矢理1巻だけ読んでもらったところ、あっという間に最新刊まで読んでいました。
何がそんなに面白いかというと、僕の稚拙な語彙力でプレゼンするよりも1巻を読んでもらった方が早いです。
とはいえせっかくのブログなので簡単に書かせて頂きます。
どんな漫画でも面白い話とつまらない話が存在して、浮き沈みがあるものだと思っていますが、僕的にはキングダムはずっと面白く、どうでもいい話やつまらない話がない印象です。
ずーーーっとおもしろいです。
あとキャラが多くて、普通これだけキャラが多いとよくわからなくなってくるんですけど、キングダムの場合は1人1人が濃く、力強く描かれているおかげか頭の中がごちゃごちゃしません。
なんでも原泰久先生が元サラリーマンなこともあり、主人公やスーパースター(将軍)だけでなく、特別な家柄や才能を持たない登場人物にも思い入れを持って光を当てているらしいです。
何よりも史実ベースの話なので、脚色はあるものの「本当にあった話なんだ〜」と思えることが感動や興奮を倍増させます。
登場人物や戦い、場所などを検索して、史実を見るのもとても面白いです。
漫画を読んでいると「もしこれがリアルだったら」と妄想しますが、漫画の話が実際にあった場所で、ただの妄想ではなく、漫画のベースとなっている過去を垣間見ることができる場所が兵馬俑なのです。
何が言いたいかと言うと、めっちゃ面白いからキングダム読んでみて欲しいということです。
ワンピースを面白いと思ったらキングダムも面白いと思うはずです。
ワンピースを面白いと思わなくてもキングダムは面白いと思うはずです。
で、キングダム読んだ上で、兵馬俑行くとめちゃめちゃ面白いし興奮するし感動します。
然るべき知識があれば、どんな世界も違って見えるってことですね。
本来、勉強って嫌々するものでなく、楽しむ為にするもんですしね。
ちょうど良い機会なので、行く先々をもっと楽しめるようにささやかに勉強していきたいと思います。
長くなったので実際に兵馬俑に行った感想はこちらにまとめました!
よろしければご覧ください!
また、兵馬俑以外もキングダムの聖地巡礼をやってみました!
気になる方はご覧いただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
kuni