こんにちは、くにのりです。
カンクンからレンタカー借りてチチェンイッツァとセノーテイキルまで行こうとしたら汚職警官に引っ掛かった〜ていう昨日のブログの続きになります。
レンタカーの注意点や高速道路の料金はこちらの記事に書いています。
汚職警官vsジャスティスみずほの話は昨日のブログでしたので、本日はチチェンイッツァ観光のお話です。
言い忘れましたが、この日は大晦日です。年越しです。
年越し@カンクンの模様もお届けさせていただきます。
あ、タイトルのめっちゃおもしろいっていうのは、この記事の内容がってわけではなく、僕たちのチチェンイッツァに対する感想です。ご了承ください。
最後までお付き合いよろしくお願いします。
(2018年12月31日)
目次
はじめてのマヤ遺跡!チチェンイッツァで大興奮
セノーテイキルで遊び、昼食を食べ腹ごしらえをしたあとはチチェンイッツァです。
駐車場は30ペソ(約180円)でした。駐車場の場所はここ↓です。
さて、チチェンイッツァはマヤ文明の遺跡になります。
チチェンイッツァは200年以上栄えた古代都市で、7世紀に隆盛を迎えたようです。
その後、都を変えたと思ったら、10世紀以降にトルテカ文化と融合した形でこの地に戻りました。
古代のマヤ人は定期的に都を変える習慣があったようです。
ちなみに僕も引越しが好きです。新しい場所に住むと心機一転という形で良いですよね。
最終的に13世紀頃に戦いに敗れ、滅亡させられたようです。
歴史的にはどんな文明もどんな国家もどんな都市も終わりがあると思うと、今という時代が当たり前じゃないんだなと思います。
とにもかくにも、定番のチチェンイッツァですがめっちゃ良かったです。
大人気スポットにはそれなりの魅力があると思うので、とりあえず定番や世界遺産は行っとこう派です。
エルカスティージョ(ピラミッド)
はいすごーい。まじかっけー。
僕たちはエジプト行ってないんで、初ピラミッドです。
頂上にあるのは神殿です。
どの文明にも神は存在するようです。
9世紀頃に完成したと言われています。
その時代にこれだけのものを建設しただけでも十分すごいのですが、他にもすごいところがあります。
ここがすごいよピラミッド!
①カレンダーになっている
▼1年365日を表している
→ピラミッドの四面にそれぞれある91段の階段
→頂上の神殿の1段
→91×4+1=365となる
▼マヤ暦(1年=18ヶ月)を表している
→ピラミッドの四面の階層が9階建
→各面は中央階段で2つに分かれている
→9×2=18となる
②音響効果がある
▼ピラミッドの正面に向かって手を叩くと、反響音が返ってくる。
▼この反響音はマヤ神話の神様の使い「ケツァール」という鳥の鳴き声と言われいる。
→確かに動物の鳴き声のような音が聞こえました!
てな感じです。
多くのテクノロジーがある現代でも、設計したものを設計通りに作り上げる難しさ、そもそも設計することの難しさがあります。
これだけのピラミッドにいくつかの仕掛けを施しながら完成させるだけの技術を持っていたことがすごいです。
ククルカンという蛇の頭部です。
ククルカンとはマヤ神話の創造神です。
ここにもすごい仕掛けがあります!
春分の日と秋分の日の太陽が沈む時、ピラミッドが真西から照らされて、ククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れるんです!
ククルカンの降臨と呼ばれています。
その映像がこちらです。
天文学と建築技術の知識を融合させたところがシビれます。
最初にこの仕掛けを発見した人は度肝抜かれたんじゃないでしょうか。
おそらく僕なら気付きすらしません。
チチェンイッツァはこのピラミッドを見れば8割方観光は終わりなのですが、このピラミッドにはわざわざ移動時間をかけてまでくる価値があると思いました!
戦士の神殿(千本柱の神殿)
ピラミッドを見たあとなので、若干霞んでしまいますが十分すごいです。
何本も柱があるのがマヤ文明では珍しいらしいです。
メキシコ中央高原で栄えたトルテカ文明の遺跡に同様の柱が多く見られます。
これらのことから、チチェンイッツァとトルテカ文明の交流があったとされる説が強調されています。
柱には戦士と思われる絵が描かれています。
石に絵を描くのはとても難しいと思うのですが、何度も失敗しなかったんでしょうか。
絵を描く過程を見ることはもう叶いませんが、描きあがった絵だけではなく、その過程にも神秘がある気がしました。
ツォパントリ(頭蓋骨の台座)
壁一面に頭蓋骨が描かれているツォンパントリです。
言いにくすぎる名前ですが、「頭蓋骨の城」という意味らしいです。
生贄の骸骨を晒す場という現代の感覚からするととんでもない場所です。
生贄を晒すということがマヤ文明では珍しいらしく、これもメキシコ中央高原のトルテカ文明の影響を受けているのではないかと言われています。
メキシコ北部では麻薬カルテルの抗争で、死体を晒すこともあるらしいので、今もなお晒し文化は残っているのかもしれません。
ジャガーの神殿
こいつが一応ジャガーらしいです。
森に棲むジャガーを恐れたマヤ人は、強すぎるジャガーを神格化したらしいです。
よくわからないものや畏怖の対象を神格化するのは世界各地共通のようです。
球技場
ローマ遺跡みたいなポップな感じではありませんが、球技場です。
マヤ人にとってはただのゲームではなく、豊穣の神に祈りを捧げる宗教儀式という位置付けだったようです。
宗教儀式なので、勝ったチームの代表が生贄として捧げられたらしいです。
ゲームの内容はこの壁のリングがゴールです。
めっちゃ高い位置にあります。
ゲームが白熱すればするほど宗教儀式として盛り上がっているということになるので、あえてゴールの難易度を高めていたのでしょうか。
このあと、メキシコでいろいろ遺跡を見ましたが、ダントツでここの球技場がデカいです。
カラコル(天文台)
丸いドームの部分が天体観測室だったと推測されています。
このドームにある3つの窓がは、その窓に差し込む光によって、春分・秋分の日を正確に観測できるような構造になっています。
また、金星、月、太陽などの天体の動きも観測し、驚異的に正確な暦を作り上げていたようです。
ちなみに
・マヤ人は一年を365.2420日で計算
・現代人は一年を365.2422日で計算
という感じなので、めちゃめちゃ高精度です。
現代人はもちろんコンピュータで計算していますが、マヤ人はどうやって計算することでこの精度に辿りついたのか、とにかく驚くことばかりです。
チチェンイッツァの入場について
チチェンイッツァの入場料は2018年12月時点で、
70ペソ+184ペソで1人254ペソ(約1500円)でした。
メキシコの遺跡の中でもダントツの高さ。
どっちがどっちか忘れましたが、州に対して払うお金と国に対して払うお金があるみたいです。
ひょっとしたら国ではなく、市とか県だったかもしれないです。
なので、クレジットカードで払う場合は、2回支払いが発生します。
あと、一眼レフの持ち込みはOKでしたが、
ビデオカメラやゴープロの持ち込みが有料です。
それとドローンは禁止です。
なぜか三脚も持ち込み禁止です。預けることができますが。
スマホで余裕で動画を撮れるいま、なぜビデオカメラやゴープロだけ有料なのかは謎ですが、僕たちは払いました。
バレなければ全然問題なさそうでした。
チチェンイッツァからカンクンの帰り道
帰りは悪警官に止められることなく帰れました!
高速道路の料金は行きと同じで、2回料金の支払いがあり、
1回目:75ペソ(約450円)
2回目:305ペソ(約1800円)
でした。
クレジットカードが使えたり使えなかったりするようなので、現金の用意必須です。
チチェンイッツァのある地域の方がカンクンより1時間遅い(時差がある)ので、帰りの時間は要注意です!
パーリーナイトな年越し@カンクン
ごめんなさい嘘です。宿でまったり年越ししました。
パーリーナイトな年越しは宿で見てたテレビ越しに行われていただけで、僕は寝るか寝ないかの瀬戸際でした。
▲メキシコの年越しライブ
歌手が全員おじさんおばさんだったのが印象的でした。
▲ニューヨーク・タイムズスクエアの様子
日本人がたくさん映っていました。
年越し@タイムズスクエアは過酷そうなので僕たちは無理です。
ニューイヤーズイブ(New Year’s Eve)という映画を見ればお腹いっぱいです。
▲スーパーで買ったシュリンプフライ
まずかったです。
▲どん兵衛
ツイッターで
「年越しそばにどん兵衛食べるぐらいなら、わざわざそば食べなくてよくない!?」
という意見を見ましたが、うるせーどん兵衛ぐらい好きに食わせろと思いました。
めっちゃ美味しかったです。
ありがとうちーちゃん。
▲ビールとおつまみ
ビールさえあれば十分です。
的な発言をしてみたいです。僕お酒ほとんど飲めないので。
以上、カンクンでの年越しでした。
テレビ以外は特にカンクンらしさはなかったですが、こうして健康に年を越せれば大満足です。
今年の目標は今年も元気に年を越すことです。
生活の情報コーナー
本日のご飯
朝→巨大チョコレートパウンドケーキ
昼→セノーテイキルの前のレストラン
夜→どん兵衛など
本日の宿
<清潔&快適さ>
・ダブルベッド1台・ソファベッド1台の一棟貸し、清潔でおしゃれ。
・専用バスルーム1つ。ホットシャワーは限りありなので節約しながら使用。
・タオル無料
・クーラー・テレビあり
<wifi>
・サクサク
<キッチン>
・あり、きれい(ホストの家のキッチンを借りる)
(コンロ、レンジ、冷蔵庫)
<その他>
オーナー家族がフレンドリーでいいひと
飲料水無料で永遠にくれる
本日使ったお金
17700円です。
(1メキシコペソ≒5.8円)
宿泊費:3200円
食費:1900円
移動費:8900円
観光費:3700円
メキシコの古代文明の記録は、そのほとんどがスペインが征服した際に処分されてしまったので、正確なことはわかりません。
今推測されていることも、ヨーロッパ的な世界観や文明に基づくものであり、全く異なる文明を語る術はありません。
言葉や概念が違えば、その人が見る世界は全く違うものになるはずなので、一方的な研究や観測でわかることは限られていますし、全て推測の域を出ることはないです。
逆に言うと、どんな説も可能性があるという点がメキシコの古代文明のおもしろさだと思います。
今の文明では捉えることのできない、全く違う道具を使用していたり、概念があったり、制度があったかもしれませんし、それこそ宇宙から来た文明なのかもしれません。
本当のところがわからないことは残念な気持ちもしますが、どんなことも可能性としては考えられるという点がメキシコの古代文明の魅力の一つだと思いました。
kuni