こんにちは、くにのりです。
リアルタイムはクロアチアのスプリトという街にいます。
午後から海に入る予定だったんですが、みずほさんは目の前でお昼寝中です。
これを書いている現在時刻は15時。
そろそろ出ないと涼しくなってきてしまうような気がしてヤキモキしてるんですが、気持ち良さそうに寝てるし寝起きも怖いしで起こせません。
果たして僕は海に入れるのか。
1ヶ月後ぐらいのブログで明らかになると思います。
さて、177~178日目の7月31日・8月1日はナミビアからポルトガルにびゅーーんと移動しました!
目次
え!?南アフリカ行かないの?
世界一周の中でアフリカに行ったら、そこはもう確実に南アフリカにも行っとこうよみたいな。
んでもって喜望峰に行って、こんなところまで来たかぁなんて黄昏れようよみたいな。
そんな一連の流れがあるような気がして、ばりばり南アフリカまで行こうと思ってたんですが行かないことにしました。
なぜか。
彼女の強い主張と財政によるものです。
まずは彼女の主張。
「ポルトガルの傘祭りは絶対見たい」
「見れないなら傘でお前を串刺しにしてやる」
まぁ傘で串刺し〜は言ってないような気もするんですが、そんぐらいの強い気持ちでポルトガルの傘祭りに行きたいと主張していました。
で、ルート考える担当の僕の思考はこんな感じです。
・最初調べた時は許容範囲内のお値段だったけど、南アフリカからポルトガル行きの便が高くなっちゃった
・南アフリカからトルコ行きの便は許容範囲内
・ヨーロッパ周るルートを考えるとトルコかポルトガルから入りたい
・でもポルトガルは高い
・だから財政的にもルート的にもトルコから入りたい
・でもトルコから入ると計画上ポルトガルに行くの10月になりそう
・傘祭りは9月までだから間に合わない
・傘は所詮傘だし見れなくてもいいんじゃないか
・傘祭り見れなくていいか聞いてみよう
聞いてみました。
「これこれこういうことなんで、傘祭り別にいい?」
即却下
こんなにも即却下の3文字が当てはまる事象も滅多に起きないのではないかと思われるぐらいに即却下でした。
再び考えます。
・南アフリカからポルトガルは高すぎる
・財政が厳しい
・知り合った日本人の方がナミビアからドイツが安いと言っていた
・調べると確かに安い
・そうすると南アフリカは行けない
・南アフリカが傘に負けた気がして何だか悲しい
・財政を考えると致し方ない
・何よりみずほさんのご機嫌が怖い
・南アフリカは諦めてナミビアからアフリカを抜けよう
こうして元々行く気満々だった南アフリカは彼女の強い主張と財政の関係で諦めるに至りました。
よくよく考えてみると、南アフリカの喜望峰ってアフリカを縦断して来た人にはゴールとしての意味があり、とてつもなく価値があると思うんですけど、
辛いの嫌だ!
汚いの嫌だ!
怖いの嫌だ!
とアフリカをさくーっと旅行した僕たちにとってはただの陸の先っぽなのではないかと思えてきました。
もちろん喜望峰だけではなく、南アフリカの街並みも見たかったんですが、ヨーロッパみたいって言われてるし、じゃあヨーロッパ行ってたくさん本場のヨーロッパの街見ればよくない?と思えてきました。
いや、頑張ってそう思うようにしました。
まぁ南アフリカはどうしても行きたい国ではないですし。
どうしても行きたかったら財政が厳しくても行ってますし。
なんやかんや言い出して全部行っているとお金も時間もキリがないので、取捨選択も必要だってことなんだと思います。
ぐちぐち言ってますが、自分一人では行くことがなかった場所に行けるのも二人で旅してるからこそなので、それはそれで良いことだとも思います。
こうしてユーロウィングスという航空会社を利用して、ナミビアからドイツへ飛びました!
ちなみにアフリカからヨーロッパへの飛行機は軒並みめちゃめちゃ高いんですが、その中では上記のユーロウィングス社が運行しているナミビアードイツ間の便は比較的安いです!
ナミビア・ウィントフックからドイツ・ミュンヘンへ
お世話になったカメレオンバックパッカーズからウィントフック国際空港へシャトルで向かいます。
シャトルは何時発とかは特になく、こちらのお願いした時間でピックアップしてくれました。
所要時間は45分。
お値段は1人190ナミビアアドル。
だったんですが、僕たち以外の乗客の方が華麗にチップをお支払いになられて、そうなるともう支払わずにはいられなくなるのが日本人の性とでもいいましょうか。
結局お値段1人200ナミビアドル 。
10ナミビアドルしかチップ支払わなかったんですね。
我ながら何と小さい人間なのか。
日本円で約80円ぐらいですからね。
2人合わせても150円ちょっと。
チップに見合うサービスを受けてないと思うので良しとしましょう。
ウィントフック国際空港はこんな感じ↓です。
そこそこです。
タンザニア、ザンビアより整っている感じがしました。
チェックイン待ちの列に並んでいるとドイツ人のご老人が話しかけてくれました。
なんでもナミビアにいる日本人が珍しかったらしく、こんなとこで何してんのか興味を持ってくれたみたい。
二、三話すと夏休みの話になって、日本は長くて9日間ぐらいだよ〜って言ったら驚愕してました。
ドイツは1ヶ月ぐらいの夏休みが普通だけど、それでもみんな短いって文句言っているぜとのこと。
日本も休みに対するモチベーションが上がるといいなと切に思います。
会社で仕事するのも悪くないですが、会社の外にも楽しいこといっぱいありますからね。
全然関係ないですが、この前読んだネットの記事だと人口2/3のドイツにGDP抜かれそうらしいです。
ヤフー安宅氏「地方の維持にはベーシックインカム級の公費が必要だ」 日本が抱えるリソース投下・2つの課題
ちなみにナミビアは元々ドイツの植民地だったからか、ドイツ人が在住者も観光客も多めでした。
チェックインの列の進みが遅すぎてギリギリの時間に搭乗。
最安プランの僕たちは機内食もなく、あるのは水のみ。
と思っていたら、夕食は出なかったけど朝食は出ました。
CAさんの手違いな気もするけど、決して自分からは手違いではないですかなんて言い出しません。
寝て食べたらあっという間にドイツのミュンヘンに着きました。
ミュンヘン空港で猛ダッシュ!マドリードへ
朝5:30にミュンヘンに到着。
さすがドイツ。
約8時間飛行機乗ってただけで別世界。
空港綺麗。
トイレも綺麗。
女性も綺麗。
と言っていたら荷物がこねぇ。
やばい間に合わねえ。
というのも、マドリード行きの航空券は別々に取ったので、荷物を受け取る必要があるんです。
乗り換えは2時間後の7:30発のマドリード行き。
逃すと航空券代がパーになり、南アフリカをとばした意味がなくなります。
しかしここでアタフタしないのが旅の成長です。
「ま〜ジタバタしてもしょうがないからさ」
「イライラしないで気長に待とうよ」
と言ってたら荷物が来ました。
この時6:30。
あと1時間。
猛ダッシュです。
できる限りジタバタします。
別のターミナルへ全力で走ります。
絶対に航空券パーにしたくない。
みずほさんリタイア。
僕頑張る。
振り返ると彼方に息を切らしたおばさんが。
・・・
・・・
・・・
間に合ったぁぁぁぁぁぁ!!!!!
にこやかにチェックインさせてくれたぁぁぁぁぁぁ!!!!!
イベリア航空大好きぃぃぃぃぃぃ!!!!!
そんなこんなで無事乗れました。
マドリードから夜行バスでポルトへ
7時30分にミュンヘンを出て、10時頃マドリードに着きました。
空港の立派さにいちいち感動してしまいます。
アフリカからヨーロッパに戻ってきて、世の中お金が全てではないけど、全てにお金が必要なことを改めて感じました。
マドリードからポルトガルのポルトへは夜行バスで移動するので10時間ぐらい暇。
どこの空港も到着口はお店の数が少ないので、出発口へ移動します。
するとマックを発見。しかも超綺麗。
早速注文します。
タッチパネルで注文できるのが便利です。
具材をカスタマイズできるし、
迷ってても気使う必要あんまりないし、
言語も選択できるし、
日本では見たことなかったので普及すればいいのに〜と思っています。
僕が見たことないだけで既にあるんですかね。
サマータイムとかアホみたいなことにお金使わないで、社会をちょっと便利にするIT化にお金を投資した方が良いと思う派です。
マクドナルドさんまじうめぇっす。
マクドナルドとか牛丼とかって無性に食べたくなる時ありますよね。
僕だけですかね。
日本時代の食生活の問題ですかね。
牛丼はGYUDONとして世界に広まって欲しいですよね。
こうして居座ること10時間。
マクドナルドを後にして夜行バスへ向かいます。
夜行バスはこちらのFlixBUS。
一夜を過ごす車内も荷物を入れるトランクも清潔です。
電源もあるので充電もできます。
前の席の人が椅子をとんでもなく倒してきたこと以外は快適な移動でした。
朝6時頃にポルトに着きました。
宿に向かっていると、遠目に少し汚らしい様子がおかしい人が見えて、
「平日の朝なのに何してんだよ〜」
「たぶん無職だよね〜」
「ちょっと怖いよね〜」
なんて会話をしたんですが、
ハッとして、
自分たちも無職だし2日間風呂入ってない汚らしい人だなって。
明日は我が身ってやつですね。
生活の記録コーナー
本日のご飯
<7月31日>
朝→宿で爆食い
昼→野菜炒め
夜→スニッカーズみたいなやつ
<8月1日>
朝→クロワッサン
昼→マック
夜→マック
本日の宿
<7月31日>
機内
<8月1日>
車内
本日使ったお金
2日間で12400円です。
(1ナミビアドル≒8円)
(1ユーロ≒130円)
宿泊費:0円
食費:3500円
移動費:8900円(空港シャトル+夜行バス)
僕は元々一人旅が好きでした。ていうか今も好きです。
気が楽だし、自由だし、一人でも全然楽しめるし、結局誰かと話すことになるから寂しさもそんなにあるわけでもないし。
でも、二人旅の方が記憶に残る、つまり思い出に強く残るし、面倒くさいこともあるけどその分困った時はお互いに助け合えるし(基本僕が助けてもらう側)、楽しい時は一人旅の時より遥かに楽しいです。
以前は断然一人旅!!!という考えでしたが、今はどっちの方が良いとかは特になく、お互いの記憶に残り、旅が終わった後も旅を共有できる二人旅も良いもんだなぁと思うようになりました。
楽しさは誰かと共有してこそ幸福感に変わるような気がします。
そんな心境の変化に「大人になったな」と自分自身に感心しているあたりで本日のブログはおしまいです。
kuni