こんにちは、くにのりです。
日本に帰国してはや10日。
東京に漂う圧倒的テキパキ感に戦々恐々としていますが、できればこのブログは世界一周のその後のところまでお伝えできればと思っています。
世界一周するかどうかで悩むときに気になるのって、世界一周自体よりも、世界一周した後のことが大きいと思うので。
実際そこらへんはそのタイミングの社会情勢や個人に寄るところが大きいとは思いますが、それでも「世界一周して帰ってきても普通に暮らしていけるんだ」というのはやりたいこととやらないほうがいいかもしれない理由の狭間で揺れている人にとって、サンプルとして参考になるんではないかと思っています。
偉そうなことを言いましたが、とりあえず帰国してからは家族に会って、友達に会って、漫画読んで、バッティングセンター行って、ジムに行くという感じで、無職ライフを謳歌しております。
・・・
本日のブログは411日目。2019年3月22日。
ビリニュス観光を終えたので、次の目的地のラトビアのリガに向かいました。
ビリニュスからリガまでは直通でも行けますが、せっかくなので途中のシャウレイという街にある十字架の丘を観光してからリガに向かいました。
本日も最後までよろしくお願いします。
ビリニュスからシャウレイへ
はりきってビリニュスからシャウレイに向かいましょう。
電車の方が快適なのは目に見えていますが、僕たちが調べたときはバスよりも安かったので迷わず電車でGOです。
電車は2等席で1人11.6ユーロ(約1500円)。
まずはビリニュスの駅へ。
外観は普通っすね。
こじんまり系。
中はどんなもんでしょうか。
おぉぉぉ・・なにこれ?
人をダメにしそうなソファと本棚に充電プラグまである。
すげー・・・
こんなの国が国、街が街なら浮浪者の方々の溜まり場になっちゃうと思うんですが、ビリニュスではしっかりとクールな雰囲気を醸し出しておられました。
それだけ市民のクール度が高いってことなんでしょうか。
駅という人が行き交う場所に本があるのも素敵。
ビリニュス市民は盗まないという駅運営側の信頼感を勝手に感じます。
ぼくビリニュス気に入ったんで、基本的に全て肯定的に捉えてしまいます。
続いてはビリニュスからシャウレイまでの時刻表。
ビリニュスからシャウレイまでは、
05:10、06:50、07:00
09:50、14:15、16:45
17:10、17:40
という感じで、1日8本の電車があるようです。
僕たちは09:50分発の電車にしました!
ここまでのんびり写真を撮っている感じですが、全て前日の写真です。
前日にビリニュスからシャウレイまでの切符を買ったので、そのときに撮りました。
(クレジットカード払いOK、英語OKでした!)
当日はまったり朝ごはんを食べていたら時間がなくなってしまい、宿から駅まで猛ダッシュ。
ぼく、例えば電車が9:50発なら、9:49に駅のホームに着けばいいと思っているので、毎度ギリギリになります。
そしてそれにみずほさんがイライラします。
が、今日に限ってはみずほさんもまったり朝ごはんを食べていた側なので、もめることなく電車に乗ることができました。
という感じでバタバタしていたので、電車の写真はすっかり撮り忘れましたが、すこぶる快適でした。
席はゆったりしていて広いし、WIFI使えるし、揺れないし、清潔なトイレもあるし、リトアニアの好感度が上がり続けました。
いっさいの不快感なくシャウレイに到着。
所要時間は約2時間。
シャウレイの駅からバスターミナルまでは歩いで10分ぐらいです。
シャウレイから十字架の丘へ
シャウレイのバスターミナルに着きました。
荷物を預け、昼飯を食べ、十字架の丘に向かうという段取りです。
ちなみに我々の場合、基本的に旅の段取りはぼくが決めています。
ぼくが決めたことにみずほさんがグチグチ言うことはないですが、みずほさんが決めたことにグチグチ言ってしまいそうなぼくがいるので、じゃあ自分でルートとか移動手段とか決めようということです。
シャウレイのバスターミナルの荷物預かりはメモし忘れましたが確か1つ1ユーロとか。
バスターミナルに入ると時刻表が掲示されているんですが、そこに預かり所があります。
僕たちは対応してくれたおばちゃんが良い人でいくらか安くしてくれました。
リトアニア大好き。
続いては昼食。
バスターミナルにRIMIという素敵スーパーが隣接していたのでそこでお惣菜をゲット。
「RIMIとってもいい感じです!」
という情報をインスタグラム経由で教えてくれた人がいたので楽しみにしていたのですが、めちゃめちゃ良い感じでした。
綺麗で安くて品数多いスーパー素晴らしい。
ちょこちょこお惣菜買ったんですが、
このセルフで勝手にもる形式のサラダがコスパ抜群でした!
ぼくOLばりにシャキシャキサラダ好きなんで大満足です。
元OLのみずほさんはぼく以上に満足していました。
お次は十字架の丘に向かいましょう。
シャウレイからはDomantai(ドマンタイ)方面のバスに乗ればOKです!
料金は1人0.9ユーロで、車内で現金払いのみ。
バスターミナルのインフォメーションで時刻表をもらえます!
▼シャウレイから十字架の丘(ドマンタイ)への時刻表
▼十字架の丘(ドマンタイ)からシャウレイへの時刻表
僕たちは13:10に出て、15:02に乗って帰ってくる予定。
ではレッツラゴーのすけ。
バスというかマルシュに乗って、
約20分で到着。
バス停からは15〜20分ほど歩きます。
何もないです。本当に何もないです。
十字架の丘のはパっと見がっかりしたけどよく見るとすごかった
十字架の丘に到着。
めちゃめちゃ天気は良いですが超寒いです。
気温2度とか3度。
それではいってみましょう。
なるほど。
とりあえずもっと丘かと思っていたら、それほど丘ではありません。
パッと見た感じだと「あれ?意外に小さい?」と思いました。
とことこ歩くと、
十字架&十字架&十字架です。
近くで見ると十字架の密度がハンパないっす。
パッと見はちょっとがっかりしましたが近づくと確かにすごいです。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、色んな十字架があります。
なんでこの場所にこんなに十字架があるのか正確なことはわかってないらしいですが、ロシア帝国に対する抵抗が起源らしいです。
元々リトアニアってヨーロッパでも随一の大国だったんですが、1800年頃にロシア帝国領となりました。
自分の国が他国に牛耳られようとしているので、リトアニアは蜂起を試みましたがあえなく失敗。
その際にこの地に十字架を建てたらしいです。
勇敢に戦った犠牲者への弔いの意味なのか、宗教的(精神的)な抵抗なのかはよくわかりません。
て、十字架の丘の存在意義が強くなるのは第二次世界大戦後。
リトアニアは社会主義国家のソ連に組み込まれたため、宗教弾圧が起きました。
十字架の丘も例外ではなく、3度ブルドーザーで撤去されます。
それでもリトアニア国民は屈することなく、撤去されては再び十字架を建て、また撤去されては十字架を建てを繰り返しました。
言語、文化、宗教といった、国家としてのアイデンティティーをソ連に奪われそうになりながら、そして時にはそこに暴力が伴いながらも、十字架を建てるという行為により、暴力を使うことなく、リトアニア国民としてあり続けた姿の一つが十字架の丘です。
ということが理由かどうかはわかりませんが、無形文化遺産なるものにも登録されています。
そう思って見ると、
リトアニア国民としての矜持というか、願いや祈りというか、そういった人の想いの強さを感じるような気がします。
まぁ今は平和な世の中だからか、日本でいう絵馬的な使い方をしているっぽいです。
第二次世界大戦のとき、もし降伏がもう少し遅くなり、北海道あたりがソ連に占領されていたら、日本も一部は社会主義だったり、国としての分断が起きていたかもしれないと思うと、今の姿としての日本があるのは誰かの想いや決断あってこそなのかなと思いました。
と色々考えた風ですが、実際は寒すぎて20分ぐらいでビジターセンターに避難。
ソファに座り、コーヒーで暖をとりながら休憩。
このビジターセンターがあることによって、若干秘境感が薄れているのですが、このビジターセンターがあるおかげで、寒くて凍える辛い思いをしなくて済んだのでビジターセンター万歳です。
帰りもとことこ20分。
帰りのバス停は行きに降りたところからシャウレイ方面へ1分ほど歩いた場所にあります。
15:02発の予定でしたが、バスは早めにやってきて、15:00に出発しました。
噂は耳にしていましたが、北欧は時間より早めに行っちゃうことがあるので気をつけてください!
シャウレイからリガへ
シャウレイのバスターミナルに戻ってきました。
お次はラトビアの首都リガに向かいます。
その前におやつを購入。
心を鷲掴みにされる美味しさでした。
見た目で美味しいとわかるパッケージ。
期待通り美味しかったです。
ROYAL CLUBという名前が貴族感あって良い。
シャウレイからリガまではバスor綺麗なマルシュで約2時間半。
シャウレイのバスターミナルにシャウレイ⇆リガ間の時刻表もありました。
ネットで調べた感じ、大型バスもあると思っていたのですが、この時期はOllex社しかないっぽいです。
1人12ユーロ。
僕たちは前日にOllex社の公式サイトから予約しておきました。
eチケットをスマホで見せれば乗車できます。
こちらがOllex社のベンツマルシュ。
車内でWIFIを支えるのがバルトクオリティです。
特に休憩もなく、予定通り2時間半でリガのバスターミナルに到着。
南米のときは国境越えの際は毎度緊張感があったんですが、EU圏だと緊張感ゼロです。
寝てたら国境越えてるんで、国境とはなんぞやという感じです。
車内から見たリガの夕焼けが綺麗でした。
バルトの観光のしやすさ、民度の高さに感動しながら、イージーな移動と観光を終えました。
生活の情報コーナー
本日のご飯
朝→パンなど
昼→RIMIでお惣菜
夜→カレー・サラダ
本日の宿
▼お部屋
・ドミトリー(カーテンなし・ヘッドライトなし)
・清潔
▼お風呂&トイレ
・ホットシャワー&水圧◯
・若干詰まる
▼wifi
・速い
▼キッチン
・あり(何でもある)
▼その他
・スタッフがいちゃついている
本日使ったお金
9700円です。
(1ユーロ≒130円)
宿泊費:2100円
食費:1500円
移動費:6100円
現在、虫歯治療に励んでいます。
世界一周を考えている方はいますぐ歯医者の予約をとって、歯を見てもらいましょう!
kuni