リアルタイムはマレーシアのクアラルンプールに来ました。
足の怪我も正しい形でカサブタも剥がれ、もう大丈夫と言える状態になりました。
ご心配いただき、連絡をくれた方ありがとうございます。
それも束の間今度は熱を出しました。
元々、僕は季節の変わり目に風邪を引くタイプで寒暖差が苦手です。
長期旅行で色んな場所を点々としていると寒暖差だらけです。
日本も寒暖差が激しいみたいなので、体調にはお気をつけください。
最後の足の怪我のお話です。
それまでのお話はこちらです。
跳べないノミになってしまった
MAXに痛かったときと比べると足は痛くなくなりました。
麗江にいるときに歩いていたことを考えると歩けなくもないわけです。
しかし、感染という言葉を聞き、とてつもなく痛い治療を受けた僕の心は麗江にいるときに比べて格段に弱りました。
・・・
ノミを使った下記のような実験があります。
実はノミはとんでもないジャンプ力があります。
まず、そんなノミをコップに入れます。
自慢のジャンプ力で、コップから楽々出られます。
次に、コップに蓋をします。
ノミはコップから出ようとジャンプをすると、蓋にぶつかってしまいます。
何度も何度もジャンプしますが、その度に蓋にぶつかってしまいます。
最後に、コップの蓋を取り外します。
元々はコップから楽々出ることができたノミですが、コップの蓋の位置よりも高くジャンプすることができなくなってしまいます。
・・・
このノミの状態が今の僕です。
ビビリにビビってます。
ノミとしては、
「ジャンプしたら蓋にぶつかるし、蓋にぶつかったら痛いし、痛い思いしてもどうせコップから出られないし、だったらもうジャンプしないし、ジャンプするにしても蓋にぶつかるの怖いからその手前までしか跳ばないわ」
なんてことをきっと思っていて、
僕としては、
「普通に歩いたら痛そうだし、痛かったらまたひどくなりそうだし、ひどくなったらあの地獄の治療をまたすることになって、てかあの痛みを知った上でもうあの痛みに耐える勇気は備えてなくて、だったら明らかに大丈夫になるまで無理しない」
なんてことを思っています。
痛みという恐怖に心は折れ、勇気なんて出せないのです。
このノミの話自体は、
「失敗や挫折を味わうとチャレンジすることすらやめてしまうけど、自分で限界決めてしまうのはダメ。僕らには蓋なんかない!無限の可能性があるんだ!!」
みたいなことを伝えたい人が使う例え話みたいなんですが、
この実験のノミ同然となってしまった僕からしたら、
「物理的にぶつかったら痛いんだからちょっと様子見るわって感じだし、あの痛みを味わってみろや」
て感じなわけです。
という話を、いつまでたっても松葉杖を離さないことを正当化するために、みずほさんに熱弁していたのが午前中のことです。
松葉杖を手放せないもう1つの理由
松葉杖を使い続けてしまうにはもう1つ理由があって、松葉杖を使っていると優しくされるんです。
松葉杖詐欺。
いや、詐欺じゃなくて本当に痛いし、精神的に未熟な僕は心にある恐怖に打ち勝つことができないし、ってか誰だって弱っているときは優しくされたいじゃないですか。
松葉杖を使っているとその効果が抜群で、どんどん中国人を好きになるわけです。
今日はミセスパンダホステルに宿を移動したんですが、そこでも優しくされます。
元々、ミセスパンダホステルはスタッフの評判がすこぶる良くて、
実際に泊まった人たちは、
「成都ならミセスパンダホステルがおすすめやで〜」
とみな口を揃えて言うほどです。
で、そんな評判の良い場所に松葉杖つきながらバックパック背負った変な奴が登場するんですが、それはそれは優しく親切に対応されます。
かなり早い段階で荷物持ってくれちゃうし、
ドミトリーからツインに部屋を変えてくれちゃうし、
延泊もツインのままで良いと言ってくれちゃいます。
なんか、頑張れば松葉杖なしで歩けることを考えると、自分の卑しさというか、器の小ささというか、松葉杖という飛び道具を使って人の優しさを厚かましく集めようとしているところに嫌悪感や罪悪感を感じます。
それでもなお、松葉杖を離さないのですが。
ということで、
ミセスパンダホステルはとても良い宿です
以上が言いたかったことです。
本日のご飯
朝
肉まん×2とシューマイ×1
昼
麻婆豆腐とご飯。
本場四川の麻婆豆腐はめちゃくちゃ美味しいです!!
夜
魚香茄子とご飯
ちょっと酸っぱかったので僕は苦手でした。
本日の宿
ミセスパンダホステル。
凄く良いので僕も別でおすすめ記事を書いておこうと思います。
本日使ったお金
3130円です。(1元≒17円)
宿泊費:1600円
食費:1200円
移動費:330円
最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日はパンダのお話です。
僕は人生で初めて車椅子に乗ることになります。
kuni