足の甲のすり傷にばい菌が入ったため、外出禁止と毎日通院が確定しました。
どっちみち痛すぎてまともに歩けないので外出なんてできませんが毎日通院が辛いところです。
痛すぎた治療の模様は『激痛!!カサブタ剥がし!中国で病院へ行く』をご覧ください。
会社辞めてまで旅に出て僕は一体何をしているのだろうか?
なんてことを考えたら心が危ないので考えません。
軟弱の僕には医者の安静にという言葉は絶対に守るという無駄な信念があります。
インスタではなくレントゲン
遡ることカサブタ剥がし(治療)の前。
レントゲンを撮りに行きました。
その前にもう1人ドクターをご紹介します。
くまちゃん先生
→くまのような風貌でお姉のように歩く先生
戻ります。レントゲンを撮るには、
①お金払って領収書もらう
②レントゲン室で領収書見せて番号札貰う
③番号呼ばれたらレントゲン撮る
の3ステップ必要らしいですが、ここはチャイナ、僕たちはジャパニーズ、僕はけが人。
当然こんな3ステップわかりません。
この3ステップの存在自体、撮った後に知ったのであってそもそもは知りません。
どうすりゃいいんだろ・・・足痛いし・・・
途方にくれることが頭によぎり始めたとき、白衣着たくまがお姉みたいな歩き方で僕の前に登場します。
どうやら「ついて来い」と言っているようです。
歩き方とは真逆の猛々しい背中についていきます。
で、瞬く間に3ステップ完了です。
いや〜本当に助かりました。
くまちゃん先生がいなければ手順もわからないし、レントゲン室で呼ばれてもわからないしどうしようもなかった。
嫌な顔一つせず、日本のアニメの話とかして気を和らげながら付き添ってくれました。
ホスピタリティが老舗旅館の女将レベルです。老舗旅館行ったことないけど。
気遣いが半端じゃないです。謝謝
・・・主張コーナー・・・
2週間ぐらいしかいないけど、中国人って困っているとためらいなく助けてくれます。
割り込みしてもぶつかってもシカトだったりとか、「おいおい」みたいな場面もあるのは確かですが、多分細かいこと気にしないだけです。
”こうあるべき”みたいな考えよりも目の前の現実最優先に振舞っているように見えます。
「困っているから助けただけ。別に謝謝なんていらないよ」みたいな姿勢を感じます。
超クールです。
実際、中国人同士で「謝謝」と言っているシーンを見かけることあまりないし。
まあ偶然親切な中国人に遭遇しているだけかもしれませんが、実体験もなく、確かな理由もなく、いかに自分が勝手に中国人のイメージを作り上げていたかを感じます。
こういうことを感じられただけで中国に来て良かったです。
ネットやTVで色々な情報を手に入れることができますが、それでわかっちゃった気になるのはイタイですし、ただ鵜呑みにするのではなく自分のアタマで考えることが重要だと思います。
・・・終わり・・・
ちなみにレントゲン撮影の結果、骨に異常なし!
はじめての点滴♪
診察・レントゲンの検査、消毒&カサブタ剥がし(治療)を終えたので、次は点滴です。
どうやら抗生物質を入れるよう。まじで頑張れ抗生物質。
ちゃんと抗生物質で副作用の経験があるか確認してくれました。
はじめての点滴にドキドキします。
『救命病棟24時』とか『ナースのお仕事』とか見てたので、
「TVで見てたやつだー!」
てなります。
高校の時に骨折してギブス付けた時も、
「うわぁギブスだぁ」
てなんとも言えない感情があったんですが、
今回も
「うひょ〜点滴しちゃってる〜」
て感じです。
ま、そんな場合じゃないんだけど。
点滴を打ちながら見る景色。
見えるのは汚らしい足と病院です。
絶景とか見たくて旅してるはずなんだけど思うようにいかないもんです。
そんなこんなで点滴は無事に終わります。
応援してるぞ抗生物質。
イケメン登場
消毒薬をもらい宿に帰ります。
束の間の間ですが、この消毒薬なしでは生きれなくなります。
点滴を終えていざ歩こうとすると、衝撃的な痛さです。
帰り際、
と聞かれましたが、全力で「NO」と答えました。
元々かなり痛かった(歩くのぎりぎり)
+
カサブタ全剥がしでさらに痛くなった
なのでそんな早くbetterになりません。
ということでケンケンでタクシーに乗り込み、ケンケンで宿の階段も登ります。
左足痛すぎる、右足疲れすぎる、ビーサンぺらぺらすぎる、元陽行きたすぎる、でも行けなくて残念すぎる、みずほに申し訳なさすぎる、てか歩行どうしようかとか考えてると・・・
宿のスタッフが
「wait a minutes」(ちょっと待って)
と僕に声をかけ、階段を駆け上がっていきます。
「???」
な状態でいると
なんと松葉杖!!!
キングダムで例えると、昌平君が大王側に付いてくれた時の大王側陣営の気持ち。
めっちゃ頼もしい。
というかなぜホステルに松葉杖があるのか?
なぜ彼はそれを知っていたのか?
というか僕の様子を見た瞬間に走って松葉杖取ってきてくれるとか優しすぎない?
英語うますぎない?
見た目かっこよすぎない?
洋服おしゃれすぎない?
あ、これがイケメンってやつかという認識に至ります。
そしてこの松葉杖、僕の歩行を助けるだけではなく、この後副次的効果も発揮します。
絶景を見たり素敵な思い出を作ったりするためにわざわざ会社を辞めて安定した収入とはおさらばして始めた旅ですが、通院&療養生活が始まりました。
『メンタル弱男。旅しなかったらただの無職やで』に通院生活の様子や心境を書いてますのでご覧いただけると救われます。
本日のご飯、本日の宿、本日使ったお金
こちらの記事をご覧ください。
kuni