こんにちは、くにのりです。
本日のブログは10月16日。
その日はキエフの世界遺産ペチェールシク大修道院に行ってきました。
ウクライナのややこしい宗教事情の括りでいうと、ロシア系のウクライナ正教会の管理下にある宗教施設です。
早速行ってみましょう!
目次
ペチェールシク大修道院の前にウクライナの宗教事情のおさらい
はい。まだ行きません。
一昨日のブログにもウクライナのややこしい宗教事情を書いたのですが、
そんなん読んでないわい!という方もいらっしゃると思いますので、僕の復習も兼ねて再度ざっくり。
読んでくれた方は心からありがとうございます。とっても嬉しいです。
ウクライナの宗教事情
ウクライナの宗教はキリスト教の正教会というやつなんですね。
キリスト教って11世紀ごろに色々あって大きく分けて東西2つに分裂したんですが、その東の方。これを正教会と呼びます。
で、正教会は1カ国に1教会を置いて、その国の宗教組織を管理する方式なんですが、ウクライナには2つあってしまうんです。
ロシア系ウクライナ正教会
と
ロシアからは独立したウクライナ正教会
なんでかっていうと、ウクライナって独立する前はソ連の一部だったので、その名残みたいなもんです。
ウクライナ国内の信者は少ないのですが、世界からちゃんと認められているのはロシア系ウクライナ正教会です。
ロシアからは独立したウクライナ正教会はちゃんと認められていません。
ロシア系ウクライナ正教会がちゃんとした部活で、ロシアからは独立したウクライナ正教会が同好会みたいなもんです。
だったのですが、、、
ロシアからは独立したウクライナ正教会も最近ちゃんと認められました。
ロシアにとってはマイナス、ウクライナにとってはプラスな出来事です。
ペチェールシク大修道院との関係
てな感じなのですが、ペチェールシク大修道院はロシア系のウクライナ正教会の管理下にあるものです。
もっというとロシア正教会にとって、ペチェールシク大修道院は聖地の1つです。
ロシアからは独立したウクライナ正教会も最近ちゃんと認められたってことは、
ウクライナはロシア系ウクライナ正教会の管轄外になるってことなので、
ロシアからしてみたら聖地が管轄外になってしまう大変な出来事です。
前置きがだいぶ長くなりましたが、そんなロシア正教会にとっての聖地、かつ、ウクライナの世界遺産ペチェールシク大修道院に行ってみようと思います。
いざ行かんペチェールシク大修道院
前置きが長くてすみません。
やっとこさ行きます。
今日もキエフは紅葉が綺麗です。
正直なところ紅葉自体よりも、紅葉を綺麗と感じるようになった自分の感性に感心しています。
なんかデモもやってました。
ソ連時代はデモさえできなかったことを思うと自由になったんだなぁと思います。
宿から歩くこと30分。
ペチェールシク大修道院に到着しました。
入場料は1人70フリヴニャ(約280円)。
中の博物館や鐘楼に入るのは別途入場料が必要だった気がします。
入ってないのでいくらかはわかりません。すみません。
どーんとこちらが入り口です。
昨日見た聖アンドリーイ教会や聖ムィハイール黄金ドーム修道院とは雰囲気が違いそうですね。
入り口の両サイドにはフレスコ画があります。
調べてもよくわからなかったのですが、当時のものなのでしょうか?
ペチェールシク大修道院は1051年に建立されたものなのですがどうなんでしょう。
よくわかりませんが、古来の雰囲気が漂っている質感だったのでテンション上がりました。
鐘楼
中国の武陵源以来、階段を登るという行為に対してとてつもない抵抗感を覚えるみずほさんの表情を伺うところ登る気はさらさらなさそうなので、登りません。
なんでも18世紀にこの鐘楼より高い建物を建てようとしたら、「なんてことしれくれてんじゃいボケカスがぁ!!!」ということで取りやめになったこともあるそうです。
宗教の力恐るべし。
ウスペンスキー大聖堂
なんとなく昨日見た聖ソフィア大聖堂っぽいですね。色合いは違いますが。
内部ももちろん綺麗で、モザイクもフレスコ画も素晴らしかったのですが、写真撮影NGだったので写真がないのが残念です。
ベレストヴォの救世主聖堂
聖ソフィア大聖堂に似ていますね。緑のドームだからですね。
再びウスペンスキー大聖堂
後ろから見てもカッコいいです。てゆーか僕たち的には後ろから見た方がカッコいいです。
キエフの教会たちは玉ねぎみたいなドームが特徴的でロシアっぽさを感じますが、キエフの後に行ったリヴィウの教会はドームではなく尖塔で西ヨーロッパ感がありました。
違いがわかると楽しいですね。
再び鐘楼
紅葉とのコラボが良い感じです。
今思えば鐘楼登ればよかった。。
ペチェールシク大修道院敷地内の景色。ほんと広大です。
ペチェールシク大修道院が建立されたのはこの地がキエフ・ルーシという国の下にあった1051年ですが、1200年代半ばのモンゴル軍の侵攻によって破壊されます。
その後、ロシア帝国時代の1700年前後に再建されたそうです。
にしてもとにかく広いです。めっちゃ広いです。やばい広いです。
なので全部見ることを諦めました。
全部見ることを諦めたら、当初は見たかった修道士のミイラが眠る洞窟もなんだかよくなってきて諦めてしまいました。ごめんなさい。
ペチェールシク大修道院がここまででかいと想定せずにきたので、心構えができていなかったのがあれでした。
全部見ようと思ったら1日かかると思って来た方がベターです!
今日も食べるぞプザタハタ
広いところをウロウロしたのでお腹が減りました。
鐘楼がなったと思ったら、みずほさんのお腹の音でした。
急がないと大変です。今日ももちろんあそこ。
プザタハタ(Puzata Hata)です。
右上のキノコのグラタンみたいのがめちゃめちゃうまかったです。
グラタンっていいですよね〜〜〜
ボルシチは今日も安定感抜群でした。日本時代のダルビッシュぐらい安定感あります。
マッシュポテトがうまい!そして安い!しかもお腹にたまる!
野菜のグリルがうますぎて自炊の時に再現を試みました。
マッシュポテトの隣にあるのはつくねみたいな感じなのですが、こちらも大変美味しかったです。
日本人の味覚に合う気がします。
今日はこれだけ食べて2人で800円。
肉は高い!という教訓を得て、昨日よりも2人で200円安く済ませることができました。
いや〜良いですね。
てことで、夜もお惣菜をちょこっと買いました。
もちのろんでテイクアウトもできます。
こちらはプザタハタ関係ありません。
マックのソフトクリームが安かったのでおやつに買いました。
1つ70円ぐらいなのですが、クオリティが高く、牧場で食べるソフトクリームのような濃厚な味がしました。
物価が安いとおやつタイムがあるのでみずほさんもご機嫌です。
したがって僕たちの仲も良好になります。
こちらがテイクアウトしたプザタハタ。
下はスーパーで買ったインスタントラーメンとサラダです。
上がプザタハタで、カルボナーラと野菜グリルあげいんです。
野菜グリルは美味しいし、栄養取れそうだしで、この後毎日食べました。
生活の情報コーナー
本日のご飯
朝→シナボンのシナモンロール
こんなものまで食べてます。オンナやないか。
日本だと1個300円ぐらいするらしいのですが、キエフでは1個170円ぐらいです。
甘いのが苦手な人は厳しいと思いますが、甘いもの大好きな僕にはとても美味しかったです。
昼→プザタハタ(Puzata hata)
夜→プザタハタ(Puzata hata)とスーパーで買ったもの
本日の宿
<清潔&快適さ>
靴を脱ぐ方式で清潔だけど、共有スペースが狭い
ベッドにカーテンあるのがgood
<wifi>
問題なし
<キッチン>
レンジ・ポットあり、コンロなし
<その他>
ホステルの出入りの際にいちいち呼び鈴を鳴らして開けてもらうのが面倒くさい
本日使ったお金
4060円です。
(1フリヴニャ≒4円)
宿泊費:2100円
食費:1400円
観光費:560円
リアルタイムはアイスランドからアメリカに飛び立ちます。
アメリカには親戚が住んでいるのでそこに居候し、無料の英語学校に行ってきます。
あとは姪に叔父さんを認識させるのがミッションです。
kuni
教会と修道院、私も堪能出来ました。ありがとうございます。ドームが3つ1セットに見えるのですが、三位一体の象徴かなあなんて思いながら見ていました。
らいらさん、コメントありがとうございます!
らいらさんに言われて気付きました!!確かにそう見えるというか、そうとしか見えなくなってきました。
建築も美術もそれらを造った人たちは何らかの意味を持たせていると思うので、その意味についてあれこれ考えを巡らせるのが楽しいですよね!
くにのり