こんにちは、くにのりです。
日本は内定式の時期でしたね。懐かしいです。
何でそうしたかわかりませんが入社前の同期との交流を頑なに拒んだ僕は内定式は同じ大学の友達だけを頼りに過ごしました。
入社式を迎えるとその友達にも仲の良い同期の友達ができていて僕は途方にくれました。
そこは自分が入社した会社とは思えないアウェイな空間でした。
今振り返ると良い思い出です。
こんな僕でも入社後は仲の良い同期ができたりしてなんだかんだ楽しく過ごせませたし、友達は無理して作るものではなく自然にできるものだと思うので、今不安に思っている学生さんは気にしなくて大丈夫だと思います。
本日のブログは移動と僕の友達との再会です。
「最近のブログって移動の話ばかりじゃない〜??」
てお思いの方。
すみません。でも仕方ないです。
旅とは移動です。
世界各地の張り巡らされた交通網、経済力や文化があらわれるローカル交通におもしろさがあったりします。というより無理して楽しもうとしています。
何より移動しなくなったらただの漫画読んでる無職ですからね。
ブレッドからリュブリャナ経由でウィーンへ
ブレッドからウィーンは電車でも行けるのらしいですが、調べても調べても情報が見つからないので諦めました。正直そんなに調べてないのですが。
ということで色々調べるのがめんどくさいし、電車とバスで値段がそう変わるとも思えないので、手っ取り早くバスを乗り継ぐことに決定。乗り継げばどこまでも行けるのです。
今回のルートはこんな感じ↓です。
ブレッド
↓ ローカルバス
リュブリャナ
↓ FlixBus
ウィーン
リュブリャナも散策したかったのですが日程の都合上カット。
「は?無職のクセして日程とか言ってんじゃねーよ!」
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、この後珍しく友達と会う予定があったのです。
ブレッドからリュブリャナまでは1時間15分ほど。
朝6時ぐらいから夕方6時ぐらいまで大体1時間に1本ぐらいでバスが出ています。
値段は1人6.3ユーロで、バスの乗車時に支払う式でした。なので現金必須です。
なぜかリュブリャナからブレッドに来る時(1人7.8ユーロ)よりも安くなりました。
バスは清潔だし車体もしっかりしているし何も問題ありませんでした。さすがスロベニア。旧ユーゴスラビアの優等生。
ほどなくしてリュブリャナに到着しました。
「腹が減った」
というのが言葉を発せずとも伝わってくるので僕はマックに向かいます。
僕は眠くなるとどうしても我慢できなくなって夜8時とかに寝ちゃうことがあるのですが、みずほさんがどうしても我慢できないのが空腹らしいです。
8:00
11:45
15:00
18:00
みずほさんのお腹の音が鳴ったら大体この時間のどれかです。
夜は腹が減る前に寝ることを心掛けているそうです。
マックで腹ごしらえをしてウィーンへ向かいます。
リュブリャナからウィーンまでは10:30発のFlixBus。所要時間は5〜6時間。
ちょっと高いですが、1人30ユーロ。
オンラインで事前予約できるのでとても便利です。
毎度思いますがインターネットがない時代に世界一周した人の勇気はすごいなと思います。
僕は何かと心配性なので調べられる状況だと事前に調べちゃう派です。
グラーツあたりで昼食休憩。
何も食べないつもりだったのですがソーセージが美味しそうだったので思わず食べちゃいました。全然美味しくなかったです。
バスから見える風景がとても素晴らしかったです。
僕らは飛行機を使う頻度が多いのですが、陸路移動が基本な人や自転車で世界一周している人たちは労力は半端ないと思いますが移動中の景色を見られるので羨ましかったりします。
文字通り絵になる景色だらけです。絵を描く人は違う世界が見えているのでしょうか。
15:30着の予定でしたが、30分程遅れて16時頃にウィーンに到着。
ウィーンからブラチスラバへ
「ブラチスラバってどこやねんっ!!!」
となると思いますがスロバキアの首都です。
「スロバキアってどこやねんっ!!!」
ともなると思いますが昔チェコと一緒だった国です。
ウィーンのバスターミナルにはFlixBus専用の掲示板があるので出発場所を確認します。
16:30発のFlixBusでいざブラチスラバへ。所要時間は約1時間。
こちらも事前にアプリから予約しておきました。
ウィーンからブラチスラバは朝から晩まで1時間に1本ぐらいバス出ています。
僕たちが乗ったバスは1人10ユーロでした。
ウィーンからブラチスラバまでの道では風力発電用の風車がたくさんありました。
あんまり風強くなかったじゃん・・と思いましたが風力発電は強風ではなく微弱な風が安定して吹き続ける場所がベターなようです。
ちなみにオーストリアは山岳国という特性を活かし、電力の60%を水力発電で賄っています。山あるところに綺麗な水ありですもんね。
残りの30%が火力、10%が風力・バイオマス・太陽光という割合です。
ツベンテンドルフ原子力発電所という原子力発電所もあるみたいですが、運転開始を巡った国民投票で反対が賛成を僅かに上回り、未だ運転したことはないそうです。
1972年に着工、1977年に完成と5年間という長い時間と多大な労力、莫大な資金を投じて作った施設を使わないというのはなかなかできない決断だなと思います。
最終的に国民に委ねたところがすごいです。
その後チェルノブイリの事故が起きてしまったので、英断だったのかもしれません。
話が逸れましたが平原に風車がズラリと並ぶ景色は圧巻でした。
ブラチスラバには予定通り17:30頃に着きました。首都と首都がこんなにも近い国も珍しいもんです。
友達が迎えに来てくれたのでトラムに乗って友達宅へ移動しました。
ブラチスラバではトラムが絶対らしく、仮に人が引かれたとしても悪いのは人らしいです。
なぜブラチスラバに来たのか
世界一周旅行者が口を揃えて何もないと言うブラチスラバにわざわざ来たのは友達Mに会うためです。
Mは高校時代の同級生なのですが10年ぶりの再会です。
高校時代から好きという言葉では足りないぐらい世界史を好きな奴だったのですが、大学に進学後はゼミで地理を専攻し、行き着いた先がスロバキアだったらしいです。
大学院時代に1年間スロバキア留学をした際、友達にまた戻って来ると約束をして、実際に仕事を見つけてスロバキアで暮らしています。
自分の好きを10年間貫いて追いかけるというのはすごいことだなと思いました。
クレイジージャーニーにいつか出演して欲しいぐらいです。
Mはとにかくスロバキアが好きなのですが、スロバキアのみならずヨーロッパの歴史に詳しすぎて話が爆発的におもしろいです。ファニーではなくインタラスティングな感じです。
僕たちもやっぱり実際に自分たちがその地に足を踏み入れたことがあるかどうかで興味関心が変わります。
お気づきかもしれませんが、Mの影響を多大に受けた結果、最近のブログに歴史背景が漂い始めました。r
Mとブラチスラバを軽く散歩して、その後は日本語を勉強しているスロバキア人やスロバキア在住の日本人の方との飲み会です。
初対面だらけの飲み会なんて緊張で心臓が破裂しそうです。
まずはブラチスラバ散歩。
確か大統領の宮殿です。なんか地味。
大統領の宮殿前ではプラハの春から50年経ったことを記念して当時の写真が展示してありました。
プラハの春とは社会主義時代に起きたチェコスロバキアの民衆の反乱で結局軍部に鎮圧されて無かったことにされた運動です。
Mの説明のおかげで街歩きが楽しくなります。
ミハエル門の近く。
今はないですが当時はその他ヨーロッパの都市の例に漏れず城壁に囲まれていたそうです。
飲み会開始。
スロバキア人はとんでもなく酒が好きらしいです。
kofolaというのはコーラのスロバキア版。飲めば飲むほどクセになりました。
僕はビール半分で顔が真っ赤になったので以後ずっとkofolaでした。通常運転。
スロバキアのご当地料理。
チーズとジャガイモとベーコンの何かです。
もう一度食べることはないと思っていましたが、数日後もう一度食べてしまいました。決意はすぐ揺らぐタイプです。
スロバキア版の餃子。これも中にチーズが入っています。
美味しいは美味しいのですが、かなり早い段階で飽きがきます。
スロバキア人とサッカーのボードゲームをしました。
リアルなサッカーと同じく日本とヨーロッパには差があるようです。こてんぱんにやられました。
てゆーか僕めちゃめちゃ下手でした。このゲーム嫌い。
デザート。砂糖よりも甘く感じるぐらい甘かったです。
初対面の方ばかりで緊張してしまい疲れましたが楽しかったです。
どうしても人数が多いと自分から話さずいろんな人の話を聞く形になってしまうのと、個人的な感覚として旅行者が旅行者ではない人に旅行の話を自分からすると若干イタいと思ってしまうのとで、口数が少なくなってしまったのが申し訳ないです。
旅とは違う形で海外を楽しんでいる人たちの話を聞くことができておもしろかったです!
生活の記録コーナー
本日のご飯
朝→バナナ・ヨーグルト・マック
昼→ソーセージ
夜→飲み会で色々(Mの奢り!)
本日の宿
友達Mの家
本日使ったお金
12200円です。(1ユーロ≒130円)
宿泊費:0円
食費:1300円
移動費:10900円
リアルタイムはトルコのイスタンブールです。
トルコとウクライナのどちらでアイスランドやカナダの冬を乗り切る防寒用の服を買うか迷っています。。
kuni