こんにちは、くにのりです。
リアルタイムでは『ブルーピリオド』という漫画に衝撃を受けました。
リア充ながらもどこかしっくりとこない日々を送る高校生が東京藝術大学を目指すお話なんですが、美術に興味ない人こそおもしろいと思うのではないかというテイストです。
僕も全く美術に興味ないですが、
「え、これ、ついに美術に興味持っちゃうんじゃない」
状態です。
どうでもいいですが、フィレンツェって発音しにくいですよね。
そんな本日のブログは芸術の街”フィレンツェ”を観光した194日目(8月17日)のお話です!
ミケランジェロ広場から眺めるフィレンツェ
本日のブログは194日目のお話ですが一旦遡って前日(193日目)の夕方。
高速をケチり、サンマリノから幾つかの山を越え、フィレンツェにやってきた僕たち。
ミケランジェロ広場から眺める街並みが美しいとの評判らしく、早速行ってみました。
う〜ん・・・
綺麗です。
綺麗なんですが、特筆すべきものには感じません。
何より人が多すぎ問題。
8月の夏休みシーズンということも相まって、世界各国の観光客がミケランジェロ広場に殺到しています。
フィレンツェの街並みを見ているのか、多種多様な人類を見ているのかわからない状態。
「明日の朝にしよう」
と即決し、ミケランジェロ広場の下の駐車場で車中泊をしました。
そして194日目の朝7:30に再びアタック。
ベター!
夕方よりベター!!
判断が当たった!!!
朝日が照らすフィレンツェがいい感じです。
夕日だと暗くなっちゃって、正直よく見えないんですよね。
だから朝の方が個人的には好きです。
しかも観光客が圧倒的に少ないので、朝のまどろんだ時間をのほほんと過ごすことができます。
僕たちもゆっくり記念撮影。
みずほさんは手すりに飛び乗ることができません。
手すりに飛び乗った風。
本人曰く「運動神経は良い方」だそうです。
やっぱり朝はイイですね。
1日の終わりより1日の始まりの方が高揚感があるし、
朝イチから行動したぞと思える充実感もあるし、
空気も澄んでいるし、
街が静かだし、
あ、多分この話どうでもいいですね。
とにかく朝が好きです。
あと、ミケランジェロ広場行くなら朝7時代からがおすすめです。
フィレンツェをさくっと街歩き
フィレンツェの街を歩きます。
まずはよくわからない銅像。
英雄っぽさが出ていて良いですね。
誰なのか、何なのかさえわかりませんし、あえては調べませんが、なんか心に残りました。
次はヴェッキオ宮殿に面する通り。
雰囲気が出ていて楽しいです。
元宮殿、現博物館です。
続いてヴェッキオ橋。
1345年に再建されたフィレンツェ最古の橋です。
下唇に前歯を付けながら”ベ”といえば”ヴェ”になります。
可愛らしい橋なんですが、僕はもっと厳かな感じの橋が好き。
シニョリーア広場へ。
彫刻像だらけです。
中世のイタリア人はみなマッチョだったのか。
結果にコミットしすぎな姿です。
写真の右の彫刻、なぜおっさんの股間の前におっさんの顔があるのか。
もしもデッサンだとしたら、その時間地獄です。
ここで朝食タイム。
クロワッサンを頬張ります。
ご飯を抜くという僕の緊縮財政はみずほさんの反乱により中国以来消えました。
お腹を満たした後はフィレンツェの大聖堂。
これまでの観光で散々教会系は見てきたのでさくっと見て終わりにしようと思います。
すげぇぇぇぇぇぇ
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)。
日本語に訳すと、花の聖母(マリア)の大聖堂。
フィレンツェの象徴的存在です。
1300年頃から150年ぐらいかけて建築したらしいこの大聖堂。
当時のローマ・カトリックの教会建築では世界最大のものだったらしいです。
14〜16世紀のルネサンス(古代の文化や芸術の栄光を取りもどそう運動)の中心地フィレンツェ、どれだけ繁栄していたのかがわかります。
ちなみにルネサンス(古代の文化や芸術の栄光を取りもどそう運動)は暗黒の中世の反動とも言われています。
神こそ絶対の宗教、民衆が抑圧された封建制の中世社会で、
「あれ、昔(古代)ってもっと良かったんじゃね!?」
的な風潮が生まれて、人間性や個性を尊重しようという世の中の動きが生まれたみたいです。
今の日本社会はヨーロッパ中世とは全然違いますが、
「あれ、昔ってもっと良かったんじゃね!?」
という流れはいつか来そうですよね。
ちょっと前は『ALWAYS 3丁目の夕日』とか流行ってましたし。
必要ないプチ情報ですが、オッサン化しつつある僕は90年代の音楽が好きです。
特に『THE YELLOW MONKEY』が好きです。
閑話休題。
大聖堂の中に入るにはあまりに列が長すぎたので中には入りませんでした。
外装の彫刻や壁画、その形自体を堪能するだけで大満足です。
大聖堂を見て満足したので車を止めている場所に戻ります。
帰り掛けのフィレンツェの市場。
革製品が多いので好きな人には堪らないと思います。
僕たちは一瞥で終わりました。
焼き鳥のカワが食べたい。
小道から見えるヴェッキオ宮殿にある塔。
あそこに登ってみるとサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が一望できるらしいです。
なんとなくお気づきかもしれませんが、美術館や博物館を楽しめる土台を兼ね備えてないのと疲れが溜まっていたので、フィレンツェはかなりさくっと観光しました。
フィレンツェ自体は見る人が見ればめちゃめちゃおもしろいと思うので、おもしろくないのは僕たちの方です。
歴史、芸術、宗教だけに限らず、
普段使っているサービスやお金、会社、学校など、
当たり前に存在しているかのように思われる世の中の様々な仕組みや事象について興味を持てば(持てれば)、世界はおもしろいことだらけなのだと思います。
世界一周に出て変わった些細なことですが、
「自分は本当に何も知らないんだ」
ということを思い知らされるとともに、その分だけおもしろいことが世の中にはたくさんあるんだと思うようになりました。
興味ないことは興味ないのですが、興味を持てるように知識や関心を持っていたいと思う今日この頃です。
生活の記録コーナー
本日のご飯
朝→クロワッサン
昼→チェーン店のピザ・パスタ
日本でいうとすき家的な雰囲気漂うチェーン店なのですが、ピザもパスタもめちゃうまです。
夜→自炊パスタ
夜もパスタです。
本日の宿
全て車中泊でいくつもりだったのですが疲れて風邪の気配を感じたのでフィレンチェで民泊。
これまでの民泊の中でベストのクオリティ。
ウェルカムクッキーも付いててありがたい!!
本日使ったお金
12600円です。(1ユーロ≒130円)
宿泊費:4300円
食費:2600円
移動費:5700円
(レンタカー日割りとガソリン)
イタリアといえば長靴の形をしていますが、長靴といえば僕の幼稚園時代。
ザーザーぶりの雨の日、僕は幼稚園に長靴を履いて行きました。
幼稚園に行く道の途中で強烈な尿意を催した僕は幼稚園に着くと同時にトイレへ猛ダッシュ。
するはずだったのですが、長靴が脱げず、下駄箱でおもらし。ザーザーぶりのようでした。
それ以来、長靴を履かなくなりました。
kuni