こんにちは、くにのりです。
南米のブログは進みが早いです。
アジアやヨーロッパは街並みを観光することが多かったのですが、南米はピンポイント観光(マチュピチュとかウユニ塩湖とか)なので、それ以外の日はあんまり何もしていないんですよね。
街には繰り出しているんですが、伝えたくなるような感動もあまりなかったり。
というのがこれまでの南米だったんですが、キトは久しぶりに街に感動しました。
チリ・サンティアゴやペルー・リマでは旧市街を見ても「ふーん。こんなものか。」という感想だったんですが、キトは違いました。
そもそもキトとはどこかというとエクアドルの首都です。
という感じです。
キリスト教の南米における布教はキトを中心に行ったらしいです。
そういう背景も相まって、キトの旧市街は世界遺産に登録されています。
しかも1978年に登録された最初の世界遺産12件の1つです。
世界遺産だけあって確かにすごかったキト観光について、本日も最後までお付き合いよろしくお願いします!
(2019年3月8日)
キト旧市街観光の前に中華を食べる
旧市街に行く前に今日も今日とて中華を食べます。
キトについて調べているときに偶然見つけたお店です。
なんと餃子が美味しいとのこと!
餃子は僕的最強フードの一つです。肉も取れて野菜もとれる。美味しいうえに身体に良い。ご飯にもラーメンにもお酒にもなんでも合う。ここまでメリット尽くしなのに安い!
あ〜本当に餃子好き。餃子だったら本当に100個ぐらい食べられる気がします。
店内はとても賑わっていて注文してから30分ほど待ちました。
注文したのは餃子と麻婆豆腐。
味がよくわかりませんでした。。
というのも僕、慢性鼻炎でして。
鼻がつまりすぎている日は味覚がほぼなくなるんですよね。
で、楽しみにしていた今日という日に限って鼻がつまりまくっていまして。
餃子は大好物の1つなのでなんとかなるかなと思いましたが、なんとかなりませんでした。
それはそれは悲しかったです。沖縄行ったら今世紀最大の台風が来ちゃったぐらい悲しかったです。
僕の隣にいたみずほさん曰く「ニラがうめぇ」とのことです。
麻婆豆腐はみずほさんからしても「味薄い」とのことです。
餃子は一皿3ドルでした。
場所はこちら。
気を取り直して旧市街に行きましょう。
キト旧市街観光
メトロバスに乗ってキトの旧市街にやってきました。
キトは公共交通がグーグルマップの経路検索に対応しているので便利です。
グーグルマップにはバスの番号が表示されるんですが、実際に走っているバスには番号が振られていません。
なので困るっちゃ困りますが行き先を見せればなんとかなります。
はい。旧市街に着きました。
人多い。
キトの旧市街は治安が悪いという評判なので、まぁ人が多い方が逆に安心です。
スリは置いといて、怖いのは強盗。
身体的な危害を加えられたら、トラウマものですからね。
これだけ人がいればがっつり強盗しようとは思わないと僕が強盗犯なら思います。だから安心。
それではお散歩に行きましょう。
▲キト大聖堂(Catedral Metropolitana de Quito)
旧市街の独立広場に面してあるキト大聖堂です。
シンプル。地味とも言えます。がそれが良い。
こっちの方が当時の姿っぽいです。
1535年に建てられた教会らしいです。
広場も穏やかな雰囲気で治安が悪いとはとても思えません。
が油断は禁物。
一見普通の人がヤクザのドンとかのパターンが一番怖いですからね。
▲ラ・メルセー聖堂(La Merced)
続いてはラ・メルセー聖堂。
こちらもシンプルな外観。白い塔がかっこいい。
1700年から42年の年月をかけて建てられたものらしいです。
▲ラ・メルセー聖堂(La Merced)
外観のシンプルさに対して、内装は気合いが入っていて、そのギャップに「お〜」となりました。
宗教画や彫刻がとても良い感じです。
まーこのへんは人間と一緒ですね。
見た目は地味でも中身はわからないということです。
そんな中身のある人間になりたいですね。
というか今日は
「なんだキトの旧市街大したことないじゃん」
となって、宿に帰ってダラダラする未来も見えていただけに、思ったよりも良い感じのキトの旧市街にすでに満足感があります。
▲サン・フランシスコ教会・修道院(Iglesia de San Francisco)
こちらがサン・フランシスコ教会・修道院です。
立派すぎて写真には収まりきりませんでした。
単純にでかいので威厳を感じます。
南米でも随一の長い歴史を持つ教会らしいです。
南米で度々思いますが、キリスト教の布教精神すごいですよね。
歴史的に最も厄介だった移民はキリスト教徒だと思います。
ヨーロッパ的価値観って歴史は発展していくものだと思っていて、だから最も歴史がある(と思っている)ヨーロッパが一番進んでいるという思想が根付いている節がありまして、だから新しい場所に行けば侵略して、自分たち(ヨーロッパ様)の文明と文化をこの地に授けてあげましょう的な傲慢な姿勢が歴史的にはあるんですよね。まぁ現代もヨーロッパではラテンアメリカや東洋人やアフリカを下に見ていそうな人はちらほらいるんだろうなと感じはしますが。でもこのブログを書いている現在ヨーロッパにいるんですが、確かに進んでいるなぁすごいなぁカッコいいなぁと思っちゃう自分もいます。ちなみにインドとかは輪廻の思想があるんで、歴史(社会)は発展していくものではなく、繰り返すもの的な価値観らしいです。こっちも確かにそうだなと思いますね。
だいぶ話が逸れました。すみません。
こちらの教会の 内部はフォト禁だったので写真はありませんがとても立派でした。
ですが個人的にはさっきのラ・メルセー聖堂の方が好き。
こっちは見た目からして立派だからですかね。
まーすごいんだろうなーと思って中に入るので、ギャップはそこまでありません。
それでいて実際に見応えあるのですごいんですが。
お次は教会巡りは休憩してチョコレートショップへ。
Yumbos Chocolateというお店にやってきました。
このお店がこじんまりしていて良い感じで、
チョコレートの生産工程を簡単に説明(英語)してくれたり、
実物のカカオを見せて&試食させてくれたりしました。
僕チョコレート大好きなんで短い時間でしたがとても楽しかったです。
なにより鼻づまりが解消されて、味覚が復活していることに喜びが爆発しました。
ご機嫌になって5$もするチョコレート買っちゃいました。
これめちゃんこ美味しかったです。
コロンビアのサレントでコーヒー農園ツアーに行ったのですが、チョコレート農園ツアーもどこかで行けばよかったなとこのブログを書いている今思いました。
プロが何かを作っているところを見学するのってめちゃめちゃ楽しいじゃないですか。
と思ってググったらベトナムでも見学できるっぽいのでそのうち行けそうです。
味覚が復活したのが嬉しくてカフェへ。
カフェなんぞほぼ行かなかった僕がふらっとカフェに入るとはこの1年で変わったもんだなと思います。
まぁチョコがある&安いからなんですけど。
こちらもとても美味しかったです。
チョコにクセがないのが良い。
何より味を感じることが嬉しい。
休憩を終えて最後のお目当てのバシリカへ。
写真の奥の方に見える坂を登っていきます。
写真だとあまり伝わらないのが残念ですが、急勾配でした。
全力坂でもここでやればいいと思うぐらいの角度大きめの坂でした。
ただそのおかげで振り返ると景色が素晴らしい。
坂を登って右を見るとバシリカが、、、
めっちゃすごーーーい。
え?ここヨーロッパなの?ってぐらいすごいです。
さすがバシリカだけあります。
バシリカとはなんぞやというところですが、簡単に言うと教会の超すごい版です。
詳しいことは知りませんが、ローマ教皇から公式文書を通じて色々と特権を認められているらしいです。
特権を認められているだけあって見た目もすごいということです。
このバシリカは1892年に建築開始で、一応今も建築中ということになっています。
なぜ一応かというと、この建設に携わった原住民の言い伝えで「完成したらキトが滅亡するから完成させたらアカン」ということで、建前上は建築中ということらしいです。
1892年着工だとあんまり歴史ないなと思っちゃいそうになりましたが、それはヨーロッパで16世紀とか17世紀とかに建てられた教会を見ちゃったせいですね。
100年以上前の建築なんで余裕で超すごいです。
これは中に入りたいと思ったら2ドルするらしいです。
が、これは入っときましょう。
素晴らしい。
ちょーキレイ。
外観に負けじと中もすごいです。
何より西日が差す時間帯を計算して、ステンドグラスが最も美しくその機能を果たすんじゃないかということで、この時間帯にバシリカに来るようにプランニングした自分が素晴らしい。
というのは嘘なんですが、偶然にもステンドグラスから差し込む光を見れました。
この光がとても綺麗です。
ステンドグラスはたぶん花をイメージしてるっぽいです。
後々調べたらエクアドル名産の花でした。
エクアドルに誇りを持っている感じがして良いですね。
外観にもエクアドルらしさということで、動物の彫刻があります。
こういうエクアドルらしさがあるということは、建築時にエクアドルらしさを加えようという決断をした方々がいたわけで、そういう決断の裏にはエクアドルへの愛や誇りがあるんだと勝手に想像しています。
そしてそういう想いがこうして形に表れていると思うとなおのこと良いですね。
来た道とは反対側から見てもすごい。
いや〜大満足。
これはいいもの見れました。
坂登るの面倒くさくてバシリカは行かなくてもいいか〜なんて会話をしてたんですが、来てよかった。面倒くさがらなくてよかった。
生活の情報コーナー
本日のご飯
朝→宿
昼→中華
夜→インド
味覚が復活して、このカレーがとても美味しかったです。
ナン2枚と野菜たっぷりカレーで約5$とお手頃でした。
本日の宿
まぁまぁでした。
▼お部屋
・個室
・清潔
・狭い
▼お風呂&トイレ
・ホットシャワー&水圧◯
・清潔感は普通
▼wifi
・部屋だと遅い
・共有スペース的なところは速い
▼キッチン
・あり(使ってないです)
▼その他
・朝ごはんがちゃんとしてる
本日使ったお金(3日間合計)
5550円です。
(1ドル≒約110円)
宿泊費:2500円
食費:2500円
移動費:110円
観光費:440円
今年は花粉症を回避できたのがハッピーです。
kuni