こんにちは、くにのりです。
今日のブログはパレンケ遺跡観光です。
遺跡=ロマンとして捉えているので、あんまり飽きません。
遺跡関連のあれこれは仕事や生活の役に立たない知識な気もしますが、だからこそおもしろいです。
パレンケ遺跡とは
▼マヤ文明の遺跡
▼7世紀頃に最も栄えた
▼しかし10世紀頃には廃墟状態になった
▼そして18世紀頃に発見される
(なんと800年もの間、ジャングルの中に眠っていた!)
▼スペイン人調査団が略奪&破壊したため色々謎が多い
という感じでございます。
さらには、
・マヤ文明で初めて王様のお墓が発見された
遺跡です。
この発見が1952年の出来事なのですが、それまではマヤ文明のピラミッドはお墓じゃない説が定説でした。
しかし、この発見により考古学界の常識が覆ったそうです。
他にも
・王様が入った棺に描かれた絵が宇宙飛行士がロケットに乗ってるぽい
ということで評判を集めています。
とまぁこんな感じでおもしろそうなので見に来ました。
2019年1月5日、パレンケ遺跡観光スタートです!
この旅で初めての予約ミス
この旅始まって以来、初めて予約をミスりました。
ケチ&心配性なので、予約の際は細心の注意を払っているのですがやってしまいました。
1月5日
・パレンケ遺跡観光
・パレンケ泊
1月6日
・夜行バスでオアハカに移動
という予定だったんですが、
夜行バスを1月5日に取っちゃいました。
パレンケ遺跡を観光したらそのまま夜行バスでオアハカへ向かいます。
そのため予約していた民泊はキャンセルです。
ただ、キャンセル料も払ってるので、ダメもとで
・荷物預けたい
・シャワーだけ浴びたい
とお願いしたら、快諾してくれました。
まじグラシアスです。
個人的な印象ですが、メキシコ人良い人が多いです。
さっぱりシャワーを浴びて、荷物を預けて、パレンケ遺跡へゴーのすけです。
パレンケ遺跡への行き方
はい。荷物を預けました。
シャワーが完全に水しか出なかったのですが、暑いので全然苦じゃなかったです。
パレンケ遺跡にはコレクティーボという乗り合いバンで行きます。
乗り合い場所は
▼このお店の前あたり
になります。
窓に「ruin(遺跡)」と書いてあるのでわかりやすいです。
片道1人20ペソ(約120円)でした。
所要時間は20〜30分程度でした。
パレンケ遺跡観光
パレンケ遺跡に着きました。
眠いです。暑いです。お腹が不安です。
でも我々長期旅行者は観光が義務なので、うだうだ言わずにパレンケ遺跡を周りたいと思います。
入場料は2つの種類のお金がかかり、
国立公園:1人36ペソ(約200円)
遺跡:1人75ペソ(約450円)
でした。
チチェンイッツァやウシュマルに比べるとだいぶ良心的な値段になりました。
入り口の密林な感じがいいです。
密林は残す一方で、ちゃんと歩道的なものがあるのもいいです。
へっぽこトラベラーの僕たちには道が整っているってすごく大切です。
入ってすぐにある頭蓋骨の神殿という神殿です。
階段上の神殿にはウサギの頭蓋骨のレリーフがあるらしいのですが、階段登るの禁止なのでよくわかんないです。
なのでほぼスルーしました。
女王の神殿です。
中に入れるという情報があったのですが、中に入れませんでした。なのでスルー。
碑文の神殿です。
最上部に600以上の碑文が刻まれた石版があったことから、碑文の神殿という名前が付いたそうです。
ワンピースでいうところのポーネグリフですね。
碑文の内容はパレンケ王家の歴史で、資料に乏しいマヤ文明研究にとっては超絶重要らしいです。
何よりすごいのは、この神殿からパカル王という王様のお墓が見つかったことです。
冒頭に書いたアレです。
こちらがパカル王のお墓が発見された時に遺体とともにあった翡翠のマスクです。
写真はメキシコシティの国立人類学博物館で撮った実物です。
このマスクは1985年のクリスマスイブの日に窃盗団によって盗まれてしまったのですが、その後窃盗団が捕まり、国立人類学博物館に戻ってきました。
窃盗の際はヘリコプターを使ったらしく、リアルルパンもしくは怪盗キッドです。
翡翠の色味を当時どうやって実現したんでしょうか。
こんなものを発見した人の胸中たるや凄まじいものがある気がします。
こちらがパカル王の遺体が埋葬されていた棺です。
これもメキシコシティの国立人類学博物館にある実物の写真です。
この棺が評判なのは「宇宙飛行士がロケットに乗ってるぽい」と話題になったからです。
上の写真だとわかりにくいのでwikipediaから引っ張ってきました。
<出典:Wikipedia>
ん〜〜〜。
僕の感想としては全然わからないです。
捉えられる幅が広くて解釈が難しそうです。
<出典:Wikipedia>
今のところは「縦に見るのが正解じゃね!?」と言われており、王様が天へ昇ろうとしている描写という解釈で落ち着いてるみたいです。
それもそれでどうなの?っていう気がします。
・現代社会にもあるけどマヤ人にはそれが違う世界観で見えていたか
・現代社会にはない何かなのか
・そもそも乗っていたり操縦している描写ではない、今の仮説とは全く異なる描写なのか
さまざまな解釈が可能だと思いますが、謎が深まるところがおもしろいです。
碑文の神殿を見たあとは密林を抜けて次なる神殿に向かいます。
いっぱい神殿がありました。
葉の十字架の神殿。
大地の豊穣を祈って作られたものです。
世界各国、食べ物の豊作を祈る系の施設は多いですが、やっぱり食って大事ですね。
太陽の神殿。
神殿内部の絵が戦いの神を表しているそうです。
イマイチよくわかりませんでした。
マヤ文明の世界観って現代のそれとは違いすぎて、感覚的に捉えることが難しいと思います。
十字架の神殿。
登れるので登ります。
密林の中に眠る遺跡という雰囲気が存分に味わえました。
当時に近い景色を見れている気がして大満足です!
この時点で疲労と満足度がほぼピークに達したので最後の宮殿は流して見ちゃいました。
本当に宮殿だったかどうかは定かではなく、
「パレンケ遺跡の中で一番立派に見える建物だから王様が住んでいたに違いない!」
という理由で宮殿と名付けられたようです。
疲れて写真少ないですが確かに立派でした。
立派すぎて、夜行バス明けの僕たちにはしんどかったぐらいです。
以上、パレンケ遺跡観光終わり!
このあとは荷物をとって、バスターミナルで休憩し、夜行バスでオアハカに向かいました。
生活の情報コーナー
本日のご飯
朝→カフェ
ケーキが石みたいに固かったけど味は美味しかったです。
昼→レストラン
ぼちぼちでした。
可もなく不可もなくです。
夜→オレオアイス
ケチったわけではありません。
昨日の夜行バスが腹痛で地獄だったので、今日は夜は食べないでおこう作戦です。
作戦は成功でした。
本日の宿
夜行バス
本日使ったお金
13700円です。
(1メキシコペソ≒5.8円)
宿泊費:2000円(宿キャンセル料)
食費:2000円
移動費:8400円
観光費:1300円
ウシュマル遺跡もパレンケ遺跡も密林の中にある感じがとても良いです。
イタリアのローマの遺跡も素晴らしいですが、あれはローマという都市のど真ん中にあるんで、イマイチ世界観までは感じられないんですよね。
ただ、ローマは遺跡・教会・芸術・現代など様々な時代の模様を楽しめるのが楽しいので、一長一短ですが。
個人的にはチチェンイッツァやトゥルムよりもウシュマル遺跡とパレンケ遺跡は気に入りました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
kuni